戦場で起こる全てのことに善悪など関係なく、ひたすら地獄の沙汰である、ということ。見たくも無いものをみせつけられ、終始銃弾に脅かされ、他人を全く信じられず、腹を下しても食べられそうなものはとにかく食べ…
>>続きを読むいろんな怖さがあるけど、この映画は「自分がもしこんな状況になったらどうしよう」と考えてしまう種類のもの。かなりの人が飢餓や病気、怪我でジワジワと身も心も蝕まれていく戦場の現実は、ある意味死よりも怖い…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
誰からも必要とされない。
塚本晋也演ずる田村が感じた孤独は、すぐ隣で人が物体へと帰る日常によって更に濃く、彼の血が滲む目に映っていた。
戦争という愚かな文明の衝突による飢餓が人から理性を奪い猿へ…
戦争に英雄はいないし
戦争を美化してもいけないと思う
リメイク前もこれも、主人公田村の生き地獄を鮮明に写していた
極限状態の人間は、ヒトを猿とみなしてさっきまで仲間だったはずのモノを食べる、そこ…
2018年、年明け一発目に見たトラウマ戦争映画。と言っても戦闘シーンはあまりなく、ただただ本能が大暴れする。
恐怖と飢え。極限状態に陥った人間の狂気を、フルメタルジャケットとは別の角度から捉えた作…
原作「野火」は読みながら吐きそうになってしまった衝撃作でした。
異常な状況下に於いて正常でい続けることは、もはや異常であり残酷なことだと感じました。
また、作者の大岡昇平はフィリピンのレイテ島で実際…
KAIJYU THEATER