「猿の肉さ」「猿?」「こないだ、あっちの森で射った奴を干しといたんだ」
小説で描かれた人間の極限状態がありありと再現されて慄きすぎた…リリーフランキーの安田ぴったりすぎ。大岡昇平あっぱれすぎる。俘…
塚本監督のトークショー付きで鑑賞。
考えるよりは戦場の凄惨さを肌で感じる映画。
もはや軍規などとっくに失われ、何が起こっているのか、どこに行けば脱出出来るのかも曖昧なまま、地獄を彷徨し続ける田村た…
暴力、結核を患うことで追い出されて、野戦病院からも退院されて、何のための軍隊で何のために戦争しているかみていて分からなくなる。
戦争ってより明日生きるのが精一杯で、サバイバルや取引をして、生き延び…
初めは登場人物達の関係性にもっと感情移入出来る設定があればメッセージ性を感じられるのにと思っていたが、そもそも戦争にメッセージ性なんてなく、ただ人が無慈悲に死んでいく。そこに残るものは何もない。これ…
>>続きを読む生々しい内容なので狼狽えましたが、実際はこんなものじゃないだろうし、長崎原爆投下の本日、観ました。
広島平和記念資料館の蝋人形を撤去しろとか、はだしのゲンを小学校の図書室に置くなとか、被爆者や、誰に…
戦争モノの映画はたくさんあるがこれは『 火垂るの墓』『硫黄島からの手紙』からのような方向性の凄惨で壮絶な現実に焦点をあてており、
飢餓に殺戮、奪略と目を逸らしたくなるような人間の本能が描かれている
…
KAIJYU THEATER