早稲田松竹にて鑑賞。
ある程度の使命感を持って、ある程度の仕事をしに、ポーランドからロンドンにやってきた4人組を描く、ブラックコメディ。しかし、祖国で起きたクーデターの事実を仲間に告げることが出来ず…
イエジー・スコリモフスキ監督作品…3作品目…。
1981年…冷戦時のポーランドの状況を踏まえ、不法労働の実態を描き、異国の地で暮らす就労者の孤独や苦渋が滲み出る作品…。
物語は祖国ポーランドか…
スコリモフスキ、こんなに緻密でユーモラスな一作があったのか。屋内の瓦解と構築。
何より言語で遅れをとる他三人を統治しようとして失敗してるのがあほらしくて良い。あんなに均等に水を注いでいるのに…。
彼…
初めの空港で四人が手荷物検査に引っかかって、それぞれの顔が映されモノローグが始まるショットが面白い。どこかシュールで緊迫感がある。正直ここが個人的にはピークだった。
家を改装するというのが軸のスト…
共産国家だった頃の貧しいポーランド人の出稼ぎムービー。
肉体労働者四人がイギリス・ロンドンにきて出稼ぎ仕事(空き家の内装工事)をしている間に、母国では反体制運動(「連帯」のあれ)が起こって戒厳令が敷…
このレビューはネタバレを含みます
ついに見れた。『EO』の予習も兼ねて。情けない役なのにジェレミー・アイアンズ、こんなかっこよくていいのか。妻に依存しすぎな男というのはあまりないキャラ。それにしても編集が凄い。あえてめちゃくちゃに作…
>>続きを読むスコリモフスキの大傑作。英国で不法就労するポーランド人たち。彼らが家をリフォームし、唯一英語話者であるアイアンズ演じる男が万引きを繰り返すだけの話だが、これが面白い。緊張と緩和のバランスが素晴らしい…
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