このレビューはネタバレを含みます
2022年7月 新文芸坐。石井隆追悼特集で
・天使のはらわたシリーズが、性的なトラウマの記憶、そのイメージによって閉じ込められてしまった物語だったとするなら、今作はその題材へのメタ的な総決算のような…
石井隆追悼上映にて。
異常な面白さだった。
序盤からこの映画の様子のおかしさが随所にみられるけど、これは笑いどころなのかミスなのかと見ていくととんでもないストーリーの崩壊へ爆速直進していくこの危…
少なくとも映画においては名美史上いちばんダメな名美の出てくる『天はら』田中登編だが石井隆の狙いを察するにこれは女を食いものにする男社会の中で自身も女を食いものにする(今どきの言葉で言えばセカンドレイ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
(BD上映)
さすがの田中登。名作。
主人公への苛立ちが徐々に不穏さを高めていき、スリラーへと鮮やかに転調する。
地井武男がカッコいい。
『人妻集団暴行致死事件』や『丑三つ村』のように、田中登…
今作の「名美」は鬼畜ジャーナリスト。中々に酷い取材のやり方にかなり時代を感じる。今なら通報されるか訴えられるかで一発アウトだろう。そこに、「名美は〜なの」と自分を名前呼びするウザさも相まって、前半は…
>>続きを読む日活株式会社