わたしも一緒に地球から800年発展が遅れた惑星に調査しに行った気分になった。この惑星はここからどう発展するのかな?と思ったら、大学は破壊されて、賢者、識者、読書家とかの知識人は処刑。人の原始的な善悪…
>>続きを読む2015/4/1 渋谷ユーロスペース
現実的に考える限界の地獄であっても支配者は常に現れる、という映画。
思考実験をSFとする考えは素晴らしい。
ブリューゲルの絵を映像化するとこの映画のようになる…
画面の人口密度が高く、横槍が入る騒がしさ。
雨と泥と、汚物の匂いまで伝わってくるような、人物に極限まで近づいた構図。
謎の楽器。
画面と音に圧倒され、大型台風が過ぎ去るのを耐えているような感覚だった…
ぐっちゃぐちゃのスカトロ趣味濃厚な美術に滅茶苦茶凝りすぎるほど凝りつつ、しかし画的にはもっと凝ればいいのに、という物足りなさを感じてしまう。物語的にはマーティン・シーンのいない『地獄の黙示録』と解釈…
>>続きを読む垂れるちからが強い映画だった。ずっと降り続けている雨も、正体はよくわからないけどとにかく汚いのだけはわかる粘液も、絞首刑の屍体も。
泥も血も、モノクロームの画面では等しく見える。多用される炎はスクリ…
ありとあらゆる汚物、醜悪なもののの大波にさらわれ気絶しそうになりながらもその都度音楽?音?によって意識を回復し、気がついたら砂浜に打ち上げられていた。茫然とするもこれは傑作なのではないかと思う。
…
奇々怪々。
所感は、好き嫌い、良い悪い、面白い否、というような選択肢では選べない。3時間退屈はしないほど画は素晴らしく、動きも活発。綺麗と言っていい。
トランペットを吹く冒頭のシーンだけでも見る価値…
想像を絶する異様な世界観に唖然とした。人類が神となる惑星は、あらゆる生き物の死骸が吊られ、泥と血と雨と体液にまみれた地獄絵図。時おり挿まれる惑星人のカメラ目線が観客を巻き込み、人間の愚行だけをひたす…
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