アレクセイ・ゲルマン恐るべし。汚物や血や泥にまみれた猥雑さを美的に昇華したような境地。流れるようなカメラワークからは音楽的にたゆたうリズムがあって、ストーリーよりも画面の美しさに目を奪われてしまった…
>>続きを読むルネサンスのような、というと、賢者たちが大理石の学堂で議論を交わす光景を思い浮かべるが、それとは全く異なる世界観が描かれている。とにかく汚くて不快な映像と音を見聞きしていると、だんだんとら慣れてきて…
>>続きを読む難しかったというより、あまり理解できてない。かといって眠くなるわけでもなく、何これ何これと理解しようとしていたら映画が終わっていった、そういった意味だとあっという間の3時間!本当に理解したいなら原作…
>>続きを読む映画を超越した体験。
地球の文明から800年ほど遅れた惑星のお話。だから一応SF。
他の映画がいかに映画の基礎にのっとって作られているかがわかる。
観ることを放棄しようとする度に、「よぅ、俺…
ゲルマンの描くディストピアを我々観客が神視点でレンズ越しにのぞき込む体験映画。
といった解釈でよろしいでしょうか?と、自分を疑いざるを得ない脈絡(はあるのだけれど)の掴めない難解映画。
ただそ…
雨の日に観に行って良かった。ストーリーはほぼ原作通り。ラストだけ違う。けれど印象はだいぶ違う。映像でしか表現出来ないものがここにもあった。グロテスクな中にも笑えるところもあったし、カッコいいところも…
>>続きを読むいきなり人間の尻が突き出されて糞をひり、それをすくい取ったヤツが顔にその糞をなすりつける。「ゲゲゲ!」というオープニングで、とにかくは舞台は地球ではないらしい。地球よりも八百年ぐらい遅れた文化の星…
>>続きを読む神はつらい。
800年ほど遅れた星。ルネサンスの兆しなし。粘り気のある雨が降る・・
幸運?にも、序盤ですっかりSFという〝術〟にかかったので、そのまま約3時間を乗り切る事ができた。
観た人達から漏…
凄まじい映画。カオスのような三時間。こんな映画を地球のどこかで作っていたことが驚き。
製作に15年かけて作られ、ゲルマン監督の死後、息子が後を引き継ぎ完成させた本作。
ストーリーはほぼ無し。という…