みかんの丘の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『みかんの丘』に投稿された感想・評価

ヒロイン不在・・登場人物はオッサンのみだが、コンパクトに起承転結がまとまっている意外な名作!
箱庭のような小さな谷の一角のみで繰り広げられる、戦争をめぐる人間の挽歌。
沢山の人に観て欲しい映画です。
今の時代にこそ響くセリフはたくさんある。
こんなかっこいい爺さんになりたいなと。
4.0

ほぼ同じ時期に製作された、ジョージア(旧グルジア)と他国との合作映画である『とうもろこしの島』と『みかんの丘』は、直接的には反戦への姿勢をとりながらも、結果的には、人にとってさらに奥深くにあるものを…

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Kotoka
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同じ人間。こんなに強くなれるかしら
4.1
透徹した中立さに惚れ惚れする

武器というものは…理不尽だなと思う。持っているだけで圧倒的な力の不均衡が起きる。見ているだけでヒリヒリする。

不学にして、コーカサス地方の歴史には疎い。でも世界が長らく領地というもの・民族というも…

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衝撃。普通の人が殺人者となる戦争の恐ろしさ。紛争勃発で皆避難したエストニア集落。残るは蜜柑収穫と木箱作成の男性。老人は敵同士の兵士を助け彼らに赦しと理解を説く。それぞれの家族。ラストには言葉がない。
じんわりと心に刺さる名作です。
好きなシーンがいくつかある。すごく良かった。人々は優しい。そしてどうしようもないことがある。それが悲しい。

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