このレビューはネタバレを含みます
冒頭より「蓼科」が出てくる。
蓼科湖?辺りの賑わいと白樺林が映され親鳥が雛に餌を届ける画が流れる。家族&親子の物語である。
4~5年前、女房とふたりで小津別荘を訪ねたことを思い出す(流石に笠の別荘…
笠智衆が若く見える。83歳だって、やはり、昔のドラマだね。
親より先に子が亡くなるなんて、それだけで泣かされるね。
息子の娘の一言、「お父さんを愛せば良い」って、それが出来ないのが人間の業なのかもね…
山田太一監督作品
家族ってなんだろうなって考えさせられる。
子に先に逝かれる年老いた親。
一度は崩壊した絆が、また結ばれる時、それは偽物であってもある意味本物。
笠智衆の物言いう眼差し。
語らず…