大戦の影響で一度は破棄されたものの、奇跡的に修復された大変貴重な映画。世界的に有名な画家の息子であるジャン・ルノワールの、絵画のように美しい叙情的な映像が印象的。
田舎にピクニックに来た無垢な少女…
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい。
自然映画好きにはたまらん。
未完の映画とのことだが、個人的には完成された映画だと感じる。
終わり方もベストだと思う。
ブランコに乗ってるだけのシーンがなんでこんなに素晴らしいんや。…
記録用
ジャン・ルノワール監督作品。
出てくる情景がまさに父であるオーギュスト・ルノワールの絵画に登場する木漏れ日や水面、揺れる木々、小舟などを連想させる。
構図や光の描写もまさに親譲りで印象派…
たった40分でこれだけ過酷な時の流れを描けるのが凄すぎる。未完と言いつつ完璧でもある。
良い思い出と心身に刻まれた体験の差。純真にブランコに乗っていた少女はもういない。
わざとらしく閉まってる鎧戸が…
なんて事のない郊外に出かけた家族のピクニック(草の上の昼食)とその後を切り取って描いただけのコメディタッチの中編だが、優れた美的感覚を以て人生の機微と本質を軽やかに写し取ると共に映画を撮る歓びばかり…
>>続きを読む濱口竜介が短編映画のベストとして挙げてた気がする。めちゃくちゃ面白い。
「花や草木もすべて愛おしく思える」という漫画のようなセリフの後の「かすかな欲望も芽生える」ってどういうこっちゃ!それを母親に明…
国立西洋美術館にて、ジャン・ルノワールの奥さんの肖像画を観たので。
短い中で、美しい計算され尽くした技法が沢山、レイヤーを意識した画作りに意識がいく。窓を開けて臨むブランコなんかわかりやすく素晴ら…
このレビューはネタバレを含みます
切なく、儚く、美しい。
美の乱反射に打ちのめされるブランコのシーン。
自然美との対比で美が際立つ舟のシーン。
意外に大胆な文字通り息を呑んでしまう中州のラブシーン。
感情が憑…