ジャン=リュック・ゴダール監督。
脚本家ポールと妻カミーユの心の断絶を描く。
今まで見たゴダールの作品の中で最も個人的な物語に見えた。実生活でのゴダールとアンナ・カリーナの結…
このレビューはネタバレを含みます
脚本家のポールは映画プロデューサーのプロコシュから、フリッツ・ラングが監督する大作映画「オデュッセイア」の脚本の手直しを依頼される。ポールと妻で女優のカミーユはプロコシュの自宅へ招かれるが、ポールが…
>>続きを読むうだつの上がらない劇作家が映画脚本の仕事を引き受けたことから夫婦の間で不和が生じていく様を描いたゴダール監督作品。
2021年241本目。
ヌーヴェルヴァーグの騎手ジャン=リュック・ゴダール監督…
軽蔑という題がしっくりくる。
夫婦の、特に妻が愛想を尽かし、軽蔑するにまで至る過程が、しつこいぐらい鮮やかな映像としつこい音楽を通じて描かれる。
ストーリー自体はまあ面白いし、映像は通しでずっと…
映画は、現実の世界をレンズを通じて撮影することで成り立っている。世界を客観的に撮影することしかできず、写された映像は真実である。しかしながら、そこから映画の最大の問題が生み出される。映画は一部しか見…
>>続きを読む2021/11/17
シナリオライターのポールと妻カミーユ。何と言っても、カミーユ演じるブリジット・バルドーがすこぶる綺麗。胸は見せないまでも全裸になっているシーンが多く、特にお尻が同性から見ても可…
なんとなく自分で軽蔑される理由は分かってるはずなのに、しつこく理由を訊ねられると「お前自分のしたこと覚えてねえのかよ」と呆れてしまうよね。カミーユの感情に共感は出来たものの、理由を聞きだすのに延々と…
>>続きを読む恐ろしく美しいショットの連続
終盤の階段のショットは天才的ですね。
ソフト帽子が大事
フリッツ・ラングは今作の出演を半分お金のために出たそうです。
ハワード・ホークスの「ハタリ!」のポスターが3…