ギャスパー・ウリエルが2022年1月18日、スキー場で衝突事故に遭い、翌19日に死去。
37歳没。
そのニュースに悲しみながら最初に思い出したのが本作「たかが世界の終わり」。
劇場公開時、ギャスパ…
敬愛するグザヴィエ・ドラン監督作品ですので、気合を入れて鑑賞です。
やっぱり今作も家族と愛がテーマ。
登場人物が家族のみと少ないですが、豪華キャストに驚かされます。
家族だからこそ言えない、聞け…
もうすぐ死ぬと伝えるために、12年ぶりに家族の家へ行く映画。
口論する家族の喧騒に流されて、結局最後まで主人公の死は明かされないまま終わる。
家族で集まったときの微妙な距離感や苛立ちなどが、観ていて…
一つだけ言えること
「こんな映画見たことない」
正直言うと、細かい人間関係や登場人物の心情など、捉えきれない部分もあった。その上で、圧倒的表現力によって目が離せなくなる。
離れていた家族間の…
この家族はとても繊細で、なにか小さなきっかけでみんなバラバラになってしまうんじゃないかという不安定さがありながらも、そこにはそれぞれの愛の形があって観ていてとても温かい気持ちになれます。
その裏で…
やっと観れた。
相変わらずこの監督の作品は美しい。
1番美しいと感じたのは、最後の夕日が差し込んだ中のシーン。
関係性やシーンの説明は最低限しかなく、それらを繋ぎ合わせて理解をしていくしかない。
…
グザヴィエ・ドラン監督初観賞。
映像のセンスはとても素敵だったので、他の作品も見てみよう。
脚本もドランのようですが、舞台作品の映像化で、会話劇が続き疲れたけれど、この作品だけでは脚本は判断つかない…
“人は理解できないものを美しいと感じる
だからルイは不幸だ
不幸で快適な人生よりも幸福な人生を求めろ”
ゲイであり、家を出て劇作家として大成したルイのことを、家族は誰も、1人も理解できないでいる。
…
やっぱり好きだ、グザヴィエ・ドラン
観ても観てもその作品の本質は分からないけど、観終わってこうして「やっぱり好きだなぁ」って思えるだけでいいじゃない。
別に解説できなくても「好きだなぁ」って思える…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual