湯を沸かすほどの熱い愛のネタバレレビュー・内容・結末 - 3ページ目

湯を沸かすほどの熱い愛2016年製作の映画)

上映日:2016年10月29日

製作国:

上映時間:125分

ジャンル:

4.1

あらすじ

死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。 銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔 し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。 家出した…

死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。 銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔 し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。 家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。 娘をある人に会わせる。 その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。

「湯を沸かすほどの熱い愛」に投稿されたネタバレ・内容・結末

愛がある人は愛されるということを分からせてくれる映画。「あの人のためならなんでもしてあげたいと思えるんですよね。それは多分、その何倍もしてもらってると思えるからなんだと思います」というセリフ(ニュアンス)は、これからの人生で大事にしていこうと思えるものでした。
ここで描かれている「母の愛」はとても強い。

いじめを受けてるあずみに、逃げちゃダメだと言って叩き起こして学校に行かせたり、自分は本当の親ではないと告白した直後に、本当の生みの親に挨拶に行かせたり、文字にするとただのサイコパスにしか思えないけど、それは全て子供の成長のため。

突然失踪した夫に連れ子がいた時にも、普通に愛情を注ぐシーンも感動した。
鮎子が、本当の親に会いたくて家出した時に、「仕事をサボったから明日床磨きしてもらうからね」というセリフも、意地悪で言っているのではなく、あえて家族の日常を感じさせることで、「あなたはここにいていいんだからね」と伝えているようで、居場所のなかった鮎子にとっては、不安が初めて安心に変わった瞬間だったかもしれない。

末期ガンと告知されたあとの、双葉(宮沢りえ)が本当に強いとおもった。
最初から最後まで 愛 をテーマに描いていている作品。

サウンドトラックがとても絶妙。



「不思議な人です あの人のためならなんでもしてあげたいと思うっていうか、多分それってその何倍もしてもらってるって思えてるからなんじゃないかなーって たぶんみんな心からそう思っているから」

駿河太郎の終盤の言葉こそが中野監督が描きたかった 「愛」 なんだなーって思えた。



エンドロールのきのこ帝国の使い方がとても良かったなー

愛は この愛は 誰にも言えない
会いたいな 泣きたいな
でも全部消えないように
ところどころ違和感を感じた。

血の繋がりがないから、少しだけ客観的になれるのかな。
熱い愛なのに、宮沢りえの接し方に若干の距離を感じた。
双葉の母には怒りを覚えた。
ただ会って「私今幸せだよ」って言いたかっただけじゃなかったのかな。
双葉の望みを全部全部叶えてあげたかった
それにしても最後は衝撃
好き嫌い別れる映画かもしれないけど私は好き。
丁寧すぎる印象。銭湯での葬式、火葬をするっていう斬新な描写をするならもっと激しくて汚い感じの方が見ててぐっとくる。イジメのシーンとか母に捨てられるシーンとか、もっと激しくて胸糞悪い方がいい。綺麗に描こうとしすぎ。

あくまでも個人の感想です。
水分補給が間に合わないくらい泣けた。
素晴らしい。杉咲花ちゃんがもうたまらない。
男前な母を演じる宮沢りえ、凄い女優さんなんだと初めて感じた。
女々しくてちょっと情けない父を演じるオダギリジョー、前はあまり好きじゃなかったんだけどもうあきらめた。かっこいい。(宮沢りえが銭湯の再開をつたえる朝食のシーンとでのマヨネーズの使い方がもう、ずっとかっこいい人のそれ)
その他の役者さんもみんないい。
足元にも及ばないけど、主人公のように潔く優しくなりたい と思った。

最後の葬式シーンは、個人的に最近喪主としての告別式なんかを仕切って考えさせられる事が多かった(面倒くさいことが多かった)ので、自由で素敵なやり方でいいなあと素直に想いました。父がなくなる前に観たかったなー。
どうして良い人って早く亡くなるんだろ。
すごい愛に包まれていて文句なんて言わない、良い人には必ず辛い過去がある。
私の持論だけど、双葉さんはこれにあてはまる。

双葉さんは、出会う人出会う人をその優しさと大きな愛で包み込んでくれる。
いつも強くて、娘と本気で向かい合っている。

夫の不倫してできた子と一緒になんてくらせないよ〜。涙

出てくる人みんなみんな生きている上で、家族について辛い思いをしたことがある人たちで、でも、全部双葉さんのおかげで癒されていく。
けど、その双葉さんの余命がわずか、、、

自分の子供じゃないのに、ずっと言わずに、その前妻が耳が聴こえないからって手話を、いつか役立つ時がくるからって教えてたって、そんな良い人いますかいな。

そんな双葉さんの姿があったからこそ、ラスト、
母親の家に石を投げちゃうシーン、
感情が爆発してて人間らしく?って笑っちゃったし、
生きてたいってやっと弱音?本音?が出てくるシーンは、とても沁みました。

遺された家族、普通だったらうまくいかないような関係性だけど、双葉さんの大きな愛のおかげで上手くやっていくんだろうな...

全役者さんの演技が素晴らしいです。
自然な会話も素敵。
しゃーぶしゃーぶしたい。
こうゆう映画観ると、やっぱ邦画もいいな、ってなるのよねー。
血の繋がらない子供にあれほどの愛情を注げるなんて…母は強しというか、女性は強しというか、人として強しというか。
映画を見て「こんな人にわたしもなりたい」と思ったのは久しぶり。

ちなみに最後は…遺体をお風呂の薪で焼いたわけではないのよね?それだったら一気にホラー映画で賞💦💦
最後の方の探偵さんのセリフ

あの人のためになんでもしてあげたいと思うのは、その何倍もやってもらってるって思うから

っていうのが、とにかく強く覚えてるところ。