オープニングが最高潮。
グロテスクなのにラグジュアリー、目を背けたいのに観入ってしまう様なつかみが流石のトムフォード監督。
始まりから終わりまで一貫して、女性への容赦無さを感じて居心地が悪くなった。…
自分が書いた小説で別れた妻に復讐心を伝えるなんてネチネチした男にはなりたくない…。
かと言って、この元妻も元妻で、
確かに自分勝手すぎる。
「私には奥底を刺激するような衝動がないから、芸術家にはな…
過去(ニューヨーク)・現在(ロサンゼルス)・小説(テキサス)という3層構造からなる今作。
前作『シングルマン』同様、衣装から絵画・インテリア・小道具等隅々まで計算し尽くされたトム・フォード監督の拘…
闇を切り裂くヘッドライトの光線がハイウェイを走る自動車の輪郭を大気の中に浮かび上がらせ、テキサスの荒野で日々繰り広げられている肉食動物の狩りを思わせるカーチェイスを感動的に描き出す。痩せ衰えたマイケ…
>>続きを読む富も名声も手に入れた主人公。今の夫との関係は冷え切ってしまっていて上手くいってるとはいえない。そんな中、別れた元夫から一冊の本が送られてくる。『夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)』という題名で、…
>>続きを読む監督の美意識が隅々まで行き渡った洗練された映像美。
ストーリーは一言でいえば元夫の復讐劇。
スーザンが認めなかった小説の才能で復讐するところがいい。
小説のストーリーが意味するところを考えると、元…
しばらく脳裏に焼きつきそうな強烈すぎる映像のおかげで、有無を言わせずにトムフォード独特の世界観に一気に引き込まれたオープニング。
ギャラリーとオフィスにある鮮明な赤白のコントラストとそれを背景にする…
まったく前情報なし。レビューもほとんど見ずに観に。
オープニングの映像で監督の美術的感性が主張されたけど、決して押し付けがましくなく、スムーズに物語に入れる。
人と人が出会い、別れ、二度と会わないと…
©Universal Pictures Photo©Merrick Morton/Universal Pictures International