「ママと娼婦」ツァラー・レアンダー繋がりで
【ダグラス・サーク】と改名したハリウッド時代の作品が注目されがちですが、デトレフ・ジールク時代の本作もなかなかどうして、しっかりと泣かせるメロドラマに仕…
オーストラリアへ出航する船の幻想的な映像はまるで溝口の作品を見ているかのようだ。流刑の絵からのディゾルブカットによる空間の移動など、映像や編集に仕掛けやこだわりを感じる箇所が多かった。
お互いが信じ…
序盤、暖炉のそばで弦楽器を片手に歌うレアンダーのショットがなんだか物凄かった。特に照明。ここに限らず、あらゆる画面・動線・照明が豊か。演出の極みって感じで幸せだったけど、1ミリも映画に集中できなくて…
>>続きを読む男と女のすれ違い、あるいは複雑な三角関係を笑いと人物の感情の変化と行動により巧みにさばいて(あるいは引っ張って)風格のあるメロドラマへ昇華させていくサークの魔術のような演出にひたすら酩酊させられる。…
>>続きを読む冒頭、ビリヤードに興じる2人が屋外の声を聞くことからカメラは外へと開かれていき、そこで語られる「ハレンチなショー」の小屋へと更にカメラが移動していく。桟敷席からおひねりを投げるアイデアや小屋の大勢の…
>>続きを読むかなりハイテンションなメロドラマ。
なぜドイツ語セリフでイギリス舞台と思っていたら、
囚人の街、オーストラリアに行く話だからなんですね。
後半のすれ違いドラマ、今一つ盛り上がらず。
失意の男が自死す…