海外文学の落とし込みで佐野史郎とは…と思ったけど違和感もなく無理もなく、コンパクトで良質。蔭洲升の書き換えとか楽しい。
オーバーオールに逆さキャップにウエストポーチはファッション流行の残酷さも目の当…
このレビューはネタバレを含みます
中古のVHSで4万円...ということ諦めかけていたのが、まさか配信で観られる日が来るとは。
やたらと妖艶な寡婦、定食屋の魚っぽい店主(特殊メイクなし)、洞穴で行われる祭事など、怪しく印象深いシーン…
20210425
インスマスを覆う影
Tverで視聴。
ラブクラフトの小説『インスマウスの影』を映像化した日本のドラマ。
92年にぎみあぶれいくというバラエティ番組があって、その枠内で放送されたらし…
期間限定で観られたので初鑑賞。
なかなか良質なホラー。
これがテレビで放映できてたんだよねぇ、良い時代だった。
魚の生臭い異様な感じと漂う陰鬱さ。
原作はクトゥルフ神話で日本版に変えた作品だったの…
30年近く前は、こんな異質なホラーが普通にテレビで見られていたんですよ
もう少し前になると江戸川乱歩作品が土曜ワイドでやってたり、あなたの知らない世界が真っ昼間にやってたんですよ
なんていい時代だ…
いやー、まさか令和にこれを観れるとは!
RTで回ってこないと完全スルーだったのでやはりTwitter情報侮れないw
というわけで、あの世界観を当時の日本の田舎に落とし込むとこうなるというある種の完成…
ラブクラフト原作の日本的解釈としてはかなり上手く行ってるんじゃないだろうか。
佐野史郎を起用してるあたりからグッとつげ義春の実写化を観ているような気分になる。
この時代にクトゥルフ神話に目をつけると…