感情移入をしようとしてもできない。立ち入らせない。ただ見てることしかない。
そしてその見てるのをすべて背負ってひとりで立つようなあの女の子のすごさ。奥行きがあってあの男の子も見てるけど劇場の観客の色…
当時の澎湖と高雄の雰囲気がとても良い。田舎と都会の対比として描かれているけど、今から見るとどちらも大差なく見える。あと、澎湖のいくつかの画角が『風が踊る』と全く同じで、デジャブだった。
澎湖の田舎…
回想をしながら話が進んでるわけではないのに昔の思い出のように、甘さと胸がキュッとする感じが頻繁にあった!特にアチン達が浜辺で戯れたり高雄へ向かって右往左往したりするシーンが現在の時間軸なのに既に過去…
>>続きを読むホウシャオシェン大特集にて。
高校を中退して悪戯や喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていた不良少年達が、とうとう警察沙汰になって島を飛び出し、都会に行って何やかんやという話。兵役前のハイティーンの少年達の…
四作目のホウ・シャオシェン作品。前の三作とはかなり毛色が違う今作。どちらが悪いというわけではないが、三作とは違い図式的な展開からはかけ離れている。キャストも一新されており、どこか全体としてどんよりと…
>>続きを読むずっと前から観たかった作品。
今までずっと観る術がなかったのですが、今年は「侯孝賢監督40周年記念」ということもあり、その企画で本作が名古屋のシネマスコーレさんで上映され、本日念願かなって観ること…
台湾映画をたくさん観ているわけではないが、往々にしてこれでもかと滲み出てくる郷愁、何なのだろう、監督の力量か?
ただ、土地がそうさせてあるような気もする、私の故郷でもないのに、不思議、、
あの頃、…
窓や門が連続した奥行きを撮っているカットが非常に多く、面白かった。
窓、塀などの線が斜めに傾いているのが多くてその意図が気になる。
ポンフー島の入り組んだ家(サンゴとか、RC、全部灰色の島)と、高…
博打ぐらいしか娯楽のない離島で暇をもて余し、喧嘩に明け暮れる少年たち。現代の日本でいえば、片田舎の中学生の心境に似ているのだろうか。時間と国を越えて共感できるところがあった。
行き詰まった環境から逃…
澎湖島にある町、風櫃。対立する不良少年グループとの諍いがあり、家に帰れなくなった不良少年3人。高雄へ行き、自分たちで生計を立てるべく、身寄りのところへ行き住むところと工場での仕事を確保する。楽ではな…
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