白銀のストックホルムに悲しげな音楽がファンタジックな雰囲気を醸し出す。
誰からも理解されない孤独を埋めてくれたエリ。そんな彼女にオスカーが徐々に惹かれていく描写や演出が丁寧なのが印象的。
一方で…
これはこの作品自体の点数であって、こんなに酷い邦題と表現規制で偽られた『ぼくのエリ 200歳の少女』に対しては☆1で充分。
ただただ邦題と内容を観ただけでは、虐められていた少年と吸血鬼少女のエログ…
雰囲気が白く美しく血の赤が映える綺麗。オスカーはかっこいい訳ではないけれど、いわゆる美少年。エリはひたすらに目が大きくてかわいい。人生に迷うふたりが出会って友情と恋愛の狭間を歩いて堅いなにかで結ばれ…
>>続きを読む吸血鬼が出てくるからホラーとかファンタジーではなく、紛れもなく愛の物語だった。
本当に真っ白の雪のように純粋な2人。不器用な愛情表現愛おしくて堪らない。
でも、その愛が血で滲んでくる未来も見えていて…
鬱くしい、うつくしい。
恋でもない、友情でもない、情とも絆とも言えない、この二人の言葉を超越した関係に心をえぐられた。
依存?信頼?純粋?
言葉にできないけど、これもまたひとつの愛の形?
色々妄想も…
不可知の圧倒的他者、1人では生きていけないという呪い、孤独への絶対拒否。たとえそれが生きのびるための契約だったとしても。
これを見る限り、愛という言葉の生成においてスウェーデンは某国の少なくとも20…
全面雪景色
ガラスの表面に一瞬だけ残っては、すぐ消える
手の形の跡のような淡く儚い瞬間が散りばめられている。
ブリーフ姿の男の子、オスカー
学校では、いじめられっ子。趣味は殺人記事のスクラップ
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