オープニング、田舎道を進む小型バスの車窓風景。このバスに千葉早智子が両親の見送りを受けて乗り込むまでが快調なテンポで綴られる。屋内の繊細な陰影や、逃避行における木漏れ日など、光に敏感だ。そして何より…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督の観る
東京で働きたいと丸の内で働
く同郷の友人頼りに上京した
千代だが友人は丸の内でなく
女給だった。仕事探す千代
脚本 成瀬巳喜男
カフェの女給達の何やかんやの女性映画
後に…
自分の田舎者としての欲望も東京の危険さの一部分なんだと気づくことができたことで東京と自分を同時に理解できて乗り越えられそうな彼女の顔で終わるのが清々しかった。
移動しながらの大川平八郎の「死んでくれ…
ドラマチックな出来事は訪れず、淡々と別れがありそれでも元気に仕事を探さねばならない、と結構厳しいラスト。爽やかに青空で締めたりはしてみるけれど。
千葉早智子と赤木蘭子の矢継ぎ早にカットが変わる切り返…
総じて千葉早智子を歩かせ続ける脚本と見受けるけど、その歩く様が例えばバーで先に待っていた客人を遮るまで、あるいはモブが画面奥から手前まで直進する様子を遮るように挟まれたり、単線的ながら舞台上の何かを…
>>続きを読む『朝の並木路』(1936)成瀬巳喜男 監督、脚本。「あしたのなみきみち」と読む。前作『君と行く路』にかけたタイトルで、PCLの看板俳優で手短に作った感じだが、当時の東京やカフェ文化が見られて、そこは…
>>続きを読む上京物語の始まりは上野駅の京成聚楽から。ひとり上野公園で決意を固めた早智子のいる画面に侵入してくる柳谷寛。最初から不穏。白金にある女給文化を鮮明に映し出す。今のコンカフェと地続き。秋子と富士子の百合…
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