雪崩の作品情報・感想・評価

『雪崩』に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1937年成瀬巳喜男メロドラマ。大佛次郎の序文あり。愛嬌ゼロのだめんず。出来た父を持ちながらこのクズっぷり。父・汐見洋が社会の良心をうまく演ずるので興味深く観れるが…西洋から輸入された個人主義や近代…

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徳太郎

徳太郎の感想・評価

4.1
今こそ見るべし。五郎に注視せよ。
2024年19本目。

後年の「驟雨」に似た題材が既にここに。そしてヒッチコック「断崖」の様なスリリングな夫婦サスペンス。成瀬巳喜男監督は、新生東宝の看板女優千葉早智子と結婚した同年に心情を吐露したのか?許婚江戸川蘭子があ…

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Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:東宝〗
1937年製作で、大佛次郎の小説を実写映画化らしい⁉️

2023年1,884本目
何も覚えてない。

世間を知り尽くした金持ちの父親とダメなどら息子。許嫁がいたにも関わらず一目惚れした相手と駆け落ちして結婚するもすぐに破綻。調停に乗り出す父親と薄っぺらい知識を繰り出し時代の違いを楯に反発する息子。未…

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Taul

Taulの感想・評価

2.0
『雪崩』(1937)大佛次郎の同名小説が原作。成瀬の得意な三角関係のクズ男。長台詞や紗をかけるなど変わった演出が多い。成瀬の戦前は時に思い切った演出を取り入れることもあった。

2012年11月鑑賞
成瀬映画の男は本当クズが多い。金持ちボンボン五郎に翻弄される妻と幼馴染みの女。あんな男のどこがいいんだかなぁ。

五郎と弥生が心情を吐露する際に斜が掛かったような表現になるのが面白い。

成瀬巳喜男監督、黒澤明助監督作品。

タイトルの通り、雪崩のような人間の立ち位置、関係を描いている。

弥生と婚約関係にあった日下五郎だが、親の方針では無く、自身の想いを優先し、蕗子と駆け落ちする。…

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