猫に始まり中国人労働者に終わる。経験に裏打ちされたフレキシブルな舵切り構成力。「使わんじゃろ?絶対」「こういうところが一番面白いんですよ」の「こういうところ」は『港町』で補填してくれてるんでこれはこ…
>>続きを読むそこで暮らす人間たちと信頼関係を築くことで気さくな部分を引き出すことで起こる笑い。その一方で言葉や仕草や表情の端々から垣間見える彼らの覚悟や誇りや諦念や虚無も想田和弘は見逃さない。だからこそ観客も映…
>>続きを読む【監督の無能が伝わるドキュメンタリー】
岡山県にある牡蠣工場の模様を映し出したドキュメンタリー。
海中から牡蠣貝を引き揚げて、貝殻をこじ開けて中身を取り出し、殻は処理する。その様子を延々と描いてい…
『牡蠣工場』序盤で漁り方や剥き方など養殖と工場の仕組みを教わる。次第に人物へフォーカスが当たり人柄と共に外国人労働者に対する個々の反応も炙り出す。遂には出稼ぎに来港した中国人が映画前半の仕事を学ぶ。…
>>続きを読む海に沈められた巻網を電動で引き上げ、上下に叩きつけて巻きついた大量の牡蠣をふるい落とす!青空をバックにその上下運動を追いかけるカメラワークの力強いこと。カメラに跳ねて飛び散る藻が、「プライベート・ラ…
>>続きを読む時間がバラバラに構成されている部分はあんまりストレスがなかった。
そんな編集の仕方はドキュメンタリーの持ち味なのでしょうか。
登場人物がまるでフィクションみたいに出てきて、フィクションストーリーの…
中国から出稼ぎでやって来た2人の表情はずっと緊張していて、牡蠣を食べた時でさえ気を緩めたのかどうかは分からない。仲間と中国語で話している時、唯一こちらもリラックスできる。日本語もわからず、仕事も危険…
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