このレビューはネタバレを含みます
ヌーヴォー・ロマンを代表する作家、アラン・ロブ=グリエの初監督作品。
斬新なカメラワークと美的センスに酔いしれる。謎めいた美女と彼女に囚われてしまった男、過去と現実が交錯する虚構のような世界観。ト…
製作から五十年たった今鑑賞すると過去と現在を行き来する劇を逸脱した物語の構造や編集、長回しを活用したカメラワークはリピーターたちが盛んにやっているので刺激は薄くなってしまっているけれど、それでも舞台…
>>続きを読む絵葉書の中のイスタンブール、虚構の街。
土地の持つエキゾチックさ、妖艶な女、「異国」で「異物」でいる感覚。異邦人。
街の人間達の無機物さ・空っぽの視線・まるで感情のない表情が加わって、世界の持つ不…
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