「人生は常に選択の連続である」ことが演者たちによって代弁され、やがて明暗わかれる対照的な恋の道程。
ヌーヴェルヴァーグの萌芽すら感じさせる瑞々しさ(水陸両用者!)とその悲愴感の同居はまさに青春そのも…
やっぱりベッケルの若いカップル好きだなあ。みんなに平等に愛を注ぐカメラワーク。ルシアンとクリスティーヌがうっとり見つめ合ってるときにルシアンのアップでそのまま目線でご両親に気を使う感じとかよすぎる。…
>>続きを読む1949年の映画が70年以上の歳月を経てもなお、最新作よりも直接的に、青春の群像を捉えていることの驚き。映画を観るときに、このことに驚かなければ、いったい何に驚けば良いのだろうとさえ思う。
その感…
ラストの空撮をしたくて探検家の設定にしたのではないかと思うほど。ロケが意外と多い。クラブのモブ。パーティのモブ。公園のゾウと戯れた際、向き合ったと思ったら、また向き合った。クリスティーヌがさめざめと…
>>続きを読むなんて生き生きとしていて瑞々しい青春群像劇なんだ!飛行機で飛び立つラストの躍動感!対象的な2人の女。あの多幸的に愛し合う2人はサンライズに匹敵する。
ルノワールっぽいなぁとは思ってたけど、そもそも…
民俗学のドキュメンタリーを撮るために奔走するジェランはジャン・ルーシェやヌーヴェルバーグ前夜の情熱が画面内に行き渡っている。一方で演劇のレッスンに使われるのはギトリの台本。水陸両用軍事車両で街を疾走…
>>続きを読むジャック・ベッケル監督、クロード・ルノワール撮影。
初期の軽やかなベッケル映画の集大成のような作品。
ルノワール映画のような群像劇であるが、ところどころに表情を捉える繊細なクローズアップを挟んでいる…