昇り詰めるまでの第一部と、
没落していく第二部。
ご多分に漏れず、没落していく第二部の方が断然面白い。
絵画的のように整然とした美しさを感じさせる室内での画と、これまでの人生で聞いたことあった耳…
農民が這い上がり、金と権力に溺れ、そして衰退。一見よくある普通の時代劇のように見えるのになんでこんなに惹き込まれるんだろう、キューブリックマジック。曲と映像の組み合わせ、人間の心底醜い心理の描写が巧…
>>続きを読む栄枯盛衰。美しい映像の中を淡々と進んでいくかんじ。
美しいものも醜いものも、今は同じ。すべてあの世。
ストーリー性 3/5 ×2
音楽 4/5 ×2
キャラクター 3/5 ×2
泣ける …
好きですね。
原作はサッカレー、彼の小説は読んだことが無いですが、上流階級批判が多いと聞く通りの作品ですね。ロココのような貴族の豪華絢爛な映像美はキューブリック作品のなかでも2001年と肩を並べる衝…
アイルランド農家のバリー青年が貴族として成り上がり没落するまでの栄枯盛衰を描いた伝記作品。
前半のコミカルな戦争描写はフルメタル・ジャケットみもあったけど、後半はちょっと冗長に感じてしまった。「馬…
2025年198本目
観察者視点
巨匠・スタンリー・キューブリックが、ウィリアム・メイクピース・サッカレーによる小説『The Luck of Barry Lyndon(1844年)』を映画化した歴史…
この映画については、かつてキューブリックの名前も知らなかった頃に漫然と観たため、筋のほとんどは記憶していない。しかし3時間という長尺のなかで、淡々と綴られていく1人の男の生涯の無根拠さに、静かに圧倒…
>>続きを読む長ーい!3時間5分!が、その割には飽きなかった。あのキューブリックが監督ってことでちょっとフィルターかかってたのかもしれない。キューブリック監督の作品は一回見ただけじゃなかなか良さが分からないことが…
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