とある女性教師の人生の転機を描いた作品。
出版社との契約を打ち切られ、母親は認知症になり、夫からは離婚を切り出される。
…とまぁ、主人公はなかなか辛い状況に陥るわけですが、そんなに悲壮感は感じさせ…
哲学の事は全くわからないけれど、「私の観たいイザベル・ユペール」映画だったのでそれだけで大変満足しました。
無造作に髪を括った後れ毛すらサマになるし、何気ないワンピース姿がもう美しい。知的で教師の仕…
主人公は中年女性のナタリー(イザベル・ユペール)、舞台はフランス、パリ。
哲学を教える高校教師として着実にキャリアを重ねルだけでなく、執筆活動に置いても教科書を出版して一定の評価を得ていた。
私生活…
諸行無常。でもあのラストは確かに未来を感じる。
自分自身結婚して子を持って変化を好まなくなったというか、不変に重きを置くようになりつつあるというか、、、10年後、20年後観たらもっと刺さるだろうな…
このレビューはネタバレを含みます
設定が好きすぎる。
思想と現実との不一致。
頭と体の不一致。
こういうことをやりたい。
葬式で哲学書の文章を朗読しているシーンが良すぎたので、本当はもっとそういうシーンが多くあって欲しかった。
彼…
主人公は哲学の教師。それも中年女性の。個としての価値と、他者と共に生きていくことの確信をもち、社会のあり方としての民主主義を信じる。いわゆるフランスの近代的知識人。
さてこの前提をもとに物語は…
ⓒ 2016 CG Cinema ・ Arte France Cinema ・ DetailFilm ・ Rhone-Alpes Cinema