ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命の作品情報・感想・評価 - 50ページ目

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」に投稿された感想・評価

来年、アウシュビッツに行くから…と思って観に行った映画。ワルシャワ動物園にも行ってみようかな…。
自分の家族を危険にさらしてまで、たくさんの命を救おうと思えるのか。

何も知らない子供たちが、手を広げて収容所行きのトラックに乗せられて行った。

自分の家族を持ち、3人の子供を持ってから、こういう映画は涙無しに見れなくなった。

子供たちを守ることで精一杯で、他の人へ手をさしのべることなんて、きっと私にはできないと思ってしまった。

そう考えると、この映画の夫婦は、本当にすごい。

私は、人間としてまだまだ未熟だ。
「女神の見えざる手」で有能な女性ロビイストの役を見事に演じていたジェシカ・チャステイン。「ゼロ・ダーク・サーティー」、「インターステラー」、「オデッセイ」と、このところの彼女の出演作にハズレはない。この最新作では、自ら製作総指揮もつとめ、あいかわずクオリティの高い作品を送り出している。

物語の舞台は第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワ。動物園の園長とその妻が、勇気と知略でナチスの手から300人ものユダヤ人を救った実話を基に映像化されている。冒頭は園内を自転車で見回るジェシカ・ジャスティン演じる動物園園長の妻アントニーナの視点で、戦火が襲う前の牧歌的な風景が描かれていく。園内を自由に駆け回るラクダがいたり、ライオンなどの猛獣たちや可愛らしい動物たちが生き生きと暮らしていたりする姿が描かれる。このシーンが美しければ美しいほど、後の、爆弾が落ちて崩壊してしまった動物園の有様が悲惨に映るという演出だ。

動物園の園長である動物学者のヤンと妻のアントニーナは、ワルシャワを占領したナチスの高官とは顔見知りで、爆弾ですっかり廃墟となってしまった園をずっと守っていたが、ゲットーに押し込まれていたユダヤ人の人々を助けるため一計を案じる。これがなかなかの思いつきで、ゲットーから人々を脱出させて、動物園の地下で匿うのだ。一方、ナチスの高官は妻のアントニーナに好意を寄せており、それも利用しながら、彼女はユダヤ人の人たちを救け、動物園を守るのだ。

監督は「クジラの島の少女」を撮ったニュージーランド出身の女性監督、ニキ・カーロ。女性コンビで、製作総指揮を務めるジェシカ・チャステインとの息もぴったりで、印象的な動物たちの描写も交えながら、この戦争を舞台にした作品を見事にドラマとしても成立させている。最後のシーンはやや演出し過ぎなのではないかと思われたが、実話に基づいた作品であるなら、仕方がないところだろう。とにかくこの作品でも困難に正面から立ち向かっていく強い女性を演じているジェシカ・チャステイン、次回の出演作、そして今後製作にも関わるのであれば、それも楽しみだ。
予備知識無しに観ても感動出来、ウルッとくる映画だと思いました。予想以上に感動しました。
ただ、少しでも予備知識を入れてから観るともっと感動出来、ナチスやユダヤ、ポーランドの立場がよく分かると思いました。

SS(親衛隊)のマークのアップ、何度も映ったダビデの星(腕章も)、ポーランド国内軍の腕章の意味、ゲットー、ナチス幹部の名前etc...。
わざわざ意味深に映しているんだから、そこには深い意味や思い入れがあるわけで、何も知らずに観ると「?」ってなりそうなシーンが多々ありました。そこらへんの説明が一切ないので不親切というか感動を呼びにくいかもと感じました。
(人間ドラマがメインだと思うので敢えて省いたんだとは思いますが伝わたない層が多そう)

バイソンを放つシーン。あそこの説明も特になく、「綺麗な森だなぁ」「さようなら、ごめんね」で終わる人が多そうで勿体ない。あそこは世界遺産に登録されているベラルーシの国境にまたがるビャウォヴィエジャの森。数少ない野生のヨーロッパバイソンの生息地。1945年にビャウォヴィエでのヨーロッパバイソンの生息数は12頭、そこに放つという意味…。

途中までは凄く良かったんですが、終盤で息子と娘が大きくなりすぎているのがちょっと…。あんなに成長するもんですかね?(汗)
最後がバタバタッとしてる感が否めませんでした。ちょっと残念。
Tak

Takの感想・評価

3.9
また一つ、ユダヤ人の救出劇を知ることができました。

観ていて辛くなるシーンが多い映画でした。
人が射殺されるシーン。
動物が射殺されるシーン。
少女がいわれなき暴力を受けるシーン。
そして、幼い子供たちが収容所行きの貨物列車に乗せられるシーン。
歴史的事実と分かっているだけに余計です。
しかし、300人もの人命が救われたのも事実です。

エンドロールが終わって場内が明るくなるまで、席を立つ人は居ませんでした。

追記:劇中、匿われる人達の中に「アンネ・フランク」に似た少女がいたような気がするのですが、製作者の意図?単なる偶然?それとも私の思い違い?
私なら、いったい何が出来ただろう。
自分や自分の家族を危険にさらしてまでも、赤の他人を救おうとするだろうか。
いやいや、そこまでいかなくても、嫌がらせやいじめを目にしたとき立ち上がって手を差し伸べることが出来るのだろうか。
おまえの良心はどれだけだ?と問われてるような気持ちになった。

他のホロコースト物に比べて緊迫感が少なかったけれど、じわじわ感情が揺さぶられる作品でした。いい話。多くの人に観てほしい。
大変上質な映画。
もう少し、時代背景が解説されていればより分かりやすいかも。
あっこ

あっこの感想・評価

3.4
2017/12/20

動物好きにやっぱり悪い人はいない

ナチスドイツが時代背景にあって
歴史に超絶疎いあたしには 設定が
いまいち把握できないままだったけれど
それでもウルっときた

マリアナ海溝かよ!ってくらい
人にも動物にも慈悲深いアントニーナが
実存していたというんだから
時代は違えど 女性として見習うべき

こんな女性がいたという事実を
知る事ができて良かった
Midori

Midoriの感想・評価

3.6
全く予備知識なくタイトルとポスターを見て何となく見てみようかなと思った映画だったので、第二次世界大戦中のポーランドにおけるユダヤ人の迫害の話だとは夢にも思わず。

動物園の動物が無残に爆撃やドイツ人の兵士によって殺されていくところや、ユダヤ人がわけもわからず迫害されていく姿は、理不尽そのもので心が重くなります。

園長の長きに渡る友人がユダヤ人だったことから、ユダヤ人の惨状を聞くことになり、現実から目をそらして友人を見捨てるか、現実を直視して、一歩間違えれば自分たちが殺されかねない中で友人たちを救うか、自分だったらどうするだろう?と考えずにはいられませんでした。

この映画に出てくる動物園は今でもポーランドのワルシャワにあるそうです。いつか行ってみたいなと思いました。
Nobuo

Nobuoの感想・評価

3.6
客寄せの為の邦題とポスター。
実際動物が出てくるのはほぼ最初だけで、後は卑劣な仕打ちを受けたユダヤ人を匿っては逃し、ドイツ軍の学者に言い寄られてはかわしの繰り返し。
感動シーンも抑えめで動物はかなり脇役。
こんな感動的で歴史的なお話、ただリアルに映画化するだけじゃもったいないと思いました。
スケールこそ小さいけど主人公の夫妻が成し遂げたことはドリーム並に、いやもしかしたらそれ以上に素晴らしいものだと思うので。
良い映画作るだけじゃダメなんすよ!
特に映画を観ない人たちが増えた今は!
観たくなる良い映画を作んないと!

あと観る人はある程度第一次世界大戦の勉強をしてからいくと良いと思います。
当時のワルシャワの立場やゲットーと言った言葉とかは最低限。