このレビューはネタバレを含みます
これまでの作品を見ても良作だと思いつつ同時に感じていたことだけど、やっぱりファルハディーのようなタイプの監督は苦手だなと改めて今回気付かされた
ファルハディーの作品はイランの都会に生きる人々や富裕…
あれ、監督、本作はわりと普通?
普遍のテーマ?と思って観ていたのですが…。
後半、一気にきたっ‼
人間の無様、自分本意、エゴ、保身
あぶりだしてきました。
そして、恐ろしいまでの皮肉をぶちこんできて…
性被害をめぐる心理サスペンスは序破急という言葉を思わせて、その作劇術に嵌った。事件を機にした夫婦、男女のありよう、捜査や司法に対する視線、被害者への抑圧等の普遍的な問題の中にイランの歴史と文化が絡む…
>>続きを読む渋谷・文化村ル・シネマにて。さすが東急沿線富裕層御用達の小屋、お上品な単身紳士淑女ばかり、されど3割程度と少々不入り。オスカーを獲ったアスガー・ファルハディの新作でも都下上映はたった2館。興行面では…
>>続きを読むイランの名匠アスガー・ファルハディ監督による待望の最新作。カンヌ国際映画祭では脚本賞・男優賞、アカデミー賞では外国語映画賞を受賞し、監督と主演女優がトランプ政権に対する抗議としてアカデミー賞授賞式を…
>>続きを読む韓国映画か!?と思うほど胸糞悪い復讐劇ではありながら、誰しもが主人公と同じ選択をしてしまうんじゃないかと思うくらい、人間の弱さや卑劣さが丁寧に描かれていました。今回は国籍とか宗教関係なく誰にでも起こ…
>>続きを読む【闖入者】
「セールスマンお断り!」だとか、喪黒福造だとかではなく、小さな劇団に所属し、作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演している役者の夫婦が、ある日引っ越したばかりの自宅…
繊細に描かれる夫婦の物語。
バックストーリーにある
セールスマンの死という舞台がメタ的でもありながら映画の二重構造という意味でと
映画を厚くして魅力的。
また根底にある
同監督の「別離」。
同監…
じっくりと描いて行く物語をただ見守るしかなくて、観終わった後に感じる遣る瀬無さが果てしない映画だった。
良くも悪くも観終わった後の余韻が凄かった。
しかし何とも言えないこの感じ...。
この映画が…
父権社会の男性の自尊心と恥の文化、女性の抑圧がじわり苦しいサスペンス。
アーサー・ミラーの戯曲『セールスマンの死』が重い通奏低音。
じっくりと丁寧なカットや、冒頭のマンションの亀裂やタクシーのエピソ…
(C)MEMENTOFILMS PRODUCTION?ASGHAR FARHADI PRODUCTION?ARTE FRANCE CINEMA 2016