第二次世界大戦中、ナチスが実際に行った、史上最大の贋札事件であるベルンハルト作戦がストーリーの軸。
淡々とストーリーは展開していくが、その中でも、それぞれの登場人物の迷いや葛藤がリアルに描かれており…
【鏡振~真を標榜する虚無】
史実Traceから浮かぶ歴史発見も興味深いが それらをまるで背景化する様な内象への肉迫が圧巻だ(キャメラは全編通じて最接近撮影)。
生物学的生と尊厳的生、本来不可分…
実話を基にしたフィクションで、収容所で捕虜が贋札を作らされるというシリアスで重い話なのですが、見てよかったです。
音楽が素敵で、あと役者の人たちも素晴らしかったです。アウグストディールの涙のシーン…
特に有名な俳優が出ているわけでもなく、監督のシュテファン=ルツォヴィツキーという人も初めて知りました。でも、約100分の中に無駄がなくて、スリリングな展開で飽きさせなくて、さらには収容所の悲惨さも描…
>>続きを読むドイツの苦肉の策は成功するか?
第二次世界大戦の最中、ドイツは英・米の経済を混乱させる目的で贋札造りを計画する。
ユダヤ人の贋札造りの名人が収容所にて製作を担当させられる。周囲では同胞が虐殺される…
強制収容所から技術を持ったユダヤ人たちが、ナチスの経済攻撃(ポンドとドルの偽造による経済崩壊作戦)に利用される。もちろんナチスの作戦に協力するので特別待遇を受けるが、囚人たちは命を懸けながら、延命…
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