ヒトラーの贋札の作品情報・感想・評価

「ヒトラーの贋札」に投稿された感想・評価

き

きの感想・評価

3.8
しみじみと良さを感じられる映画。
事実とフィクションを織り交ぜている内容だそうだが(フィクション部分は、ブルガーの著書が原作である事を考えると、サロモンの現代パートだろうか?)、オーストリア映画らしい現代パートの煌びやかさ・お洒落さと、そこはかとなく漂う哀愁、また戦時中パートの泥臭さの雰囲気がマッチしている。

恥ずかしながらこの偽造作戦のことは全く知らず、本作を通して知見が広がりました。
Skyler

Skylerの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦時、ナチスの収容所にいた数名がドルとポンドの贋札作りをさせられた話し

主人公は皮肉にも絵の才能のある元偽札偽造のエキスパート、他には印刷工、カメラマンもいたと思う。

ドル、ポンドの贋札が大量に出回わるインフレで、敵国の経済破綻を目的とした史上最大の贋札事件ベルンハルト作戦なるものらしい

彼らはユダヤ人でありながら、他の収容所送りのユダヤ人とは違い、ふかふかのベッド、比較的清潔な生活が与えられてはいるが、贋札がイギリスの銀行で贋札だとわかった途端に元の収容所送りになり、明日の命もわからないギリギリの精神状態の中で贋札を作る

しかも、その作戦が成功しドイツの戦局に有利に働けばそれは、自分たちだけでなくガス室へ送られた沢山の同胞への裏切り行為でもあり、仲間内でも意見は別れ、なんだかんだと言い訳をしながら完成を遅らせたりサボタージュを試みるも結局はドイツ親衛隊の言いなりになるのだか

ドイツ・オーストリアの共同合作でハリウッドのような派手なエンタメ性はなく一律的でないのが良いが、途中同じことの繰り返し的な部分が感じられたので、もう少しだけスッキリさせたらもっと良かった

究極の環境の下では、何が正義か、またわかってはいてもそれを貫くことが正解なのか、様々な心理、葛藤が描かれていると思う

ノンフィクションとらしいので歴史的資料としても価値ある作品
残酷なナチスドイツ時代の模様を描いているわけではなく
ユダヤ人の偽札を作るプロを中心にユダヤ人達が偽札を作らせられる話
深くて どんどん見入ってしまう!!
最初の入り方と最後の終わり方がすごーいよかった!!!!!
hk

hkの感想・評価

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どんな事情があるにせよ、ブルガーのような人間の周りにはいたくない。
ブルガーの言い分は理解可能だが、決して崇高ではない。目の前の人間を見殺しにする思想に崇高さも何もない。救える人間の数で考えればブルガーに理があるとしてとも、それはただ口実があるだけで優位な価値があるわけではない。

ベルンハルト作戦は、第一次世界大戦でスーパーインフレを経験したドイツだからこそ思いついた作戦だろうか。
Konaka

Konakaの感想・評価

3.5
あんなに上手く偽造する才能があったら、お金なんてどうでも良くなりそう。
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
映画の良いところの1つは、普通なら知ることのない史実に気付けることだと思う。この作品は「ベルンハルト作戦」というナチスドイツが強制収容所ユダヤ人にさせた贋札製造を描いている。知りませんでした。勉強になりました。
r

rの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ナチのベルンハルト大作戦を描いたもの。
すごい作戦だよな〜って思うし、実際に成功したんだからもっとすごいよな〜って思う。残虐なシーンもなければ、ホロコースト映画にしては、ラストなんかむしろすっきりしてしまう。後味のいい映画。ソロヴィッチみたいに、ユダヤ人でも、何かナチのためになる人は、別格に重宝されて、優遇される。ユダヤ人の中の待遇の差も歴然と描いていた。
ただ、ブルガーみたいな男はすごく困る。みてていらついた。けど、自分たちユダヤ人を苦しめるナチに加担してると思うと複雑になる気持ちもわからなくもない
ジョン

ジョンの感想・評価

3.0
いい意味でナチス物っぽくない映画。鑑賞自体はかなり前なのでまた観直してみたいです
カメラワークが独特で、それが収容所の心的極限を表していて良い。
歴史に対する興味で見ていられる映画。
卓球台をプレゼントされるシーンの空気感、非常に良かった。
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