進むべき方向が自分でもわからないケイ。
確固たる自分像に縛られるナイマ。
常に相手に求めすぎてしまうアイ。
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この世界に居心地の悪さを感じている3人が自分の生き方を求め彷徨い、もがく姿。
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国…
ゲイとしての生き辛さと、異文化の中で暮らす生き辛さの共鳴か…ユニークな視点持つ女性達のドラマ。薄暗がりの中で捉えられたケイの表情や声からは気持ちが読み難く想像するしかない。暗喩的なインコは始終元気…
>>続きを読む強い信念を持っている人でも自分が分からなくなったり、揺るぎないなにかを求めることもある。でもそれの何が悪い?
コンパスが方角を正確に示せなくても、正しいそれを教えてくれる人がいればいいし、信じられる…
映画を見てから ここまで長い余韻が続いたのは初めてかもしれない。
1日経った今でも、ふと気づくと映画の中に引き戻される。
描写ひとつ1つが、フィクションであるはずなのに嘘がなくて、
なぜか劣等感を感…
西北西というタイトルが作品と合っていてとても美しい。
相互理解や尊重というのがどれだけ難しいか、現実的に描きつつ一筋の希望を残す。
メンヘラ女の描き方が、私の想像するメンヘラ女とほぼ一致していて驚…
磁場が狂う部屋に住むケイは、ぐるぐる回る磁石のようにいつも心が揺れ方向を決められない、、愛においても生き方においても、、。
一方、磁場が狂う部屋にいても西北西を探して祈りを捧げるナイマ。そこには信…
ケイは韓英恵さんのイメージそのもの。強いけれど弱い。
サヘルさん演じるナイマは美しくてかわいらしい、けれど強い。
彼女が祈祷する姿に涙が出そうになるのは、ナイマではなくサヘルさんに対して、のような気…
人に踏まれながら生きていくのが嫌なのです、それ以上に人を踏みながら生きていくのが嫌なのです、けれども一人で生きていくのはとても辛いし寂しいのです、それならば人に踏まれながらでも生きていく覚悟を持たね…
>>続きを読むいろんな意味で、息がつまる映画でした。喉がなる。喉に何かつまる。言葉と言葉の間に、なにかつまっていて、それがとても苦しい。リアルで、リアルだからこそ、観てられなくて、喉がなった。「痛みも、国境も、ジ…
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