もうそれまでは退屈で退屈でしょうがないんだけどやっぱりお岩さんが無敵モードに入ったら俄然テンション上がるね。倒錯した伊右衛門に間違えられてバッサバサ斬り殺される輩もまあ死んで当然っちゃ当然か。若山富…
>>続きを読む加藤泰の作風と若山富三郎の特性で四谷怪談はこうも変わるのか。
蚊帳を掴んだお岩を「どんなことがあっても離すんじゃねえぞ」と振り回したり、宅悦の腹を何度も蹴ったりと史上最もバイオレンスな民谷伊右衛門…
一番有名な怪談話であろう四谷怪談。
永く大切に語り継がれるだけあって人々の琴線に触れる要素がてんこ盛り。
たくさん映画化されてるけど、若山富三郎の伊右衛門が一番かも。ケモノに全振り。
もうとんでも…
《民谷様!》
〝娘は去年浅草の観音様で一目あなた様をお見掛け申してから、思い詰めて恋わずらい💗。あまり不憫で八方あなた様を尋ね求め、やっと今日…〟〝こころざしはかたじけないが俺は妻子があるのでな〟
…
伊藤大輔に私淑していた加藤泰監督が若い頃興奮したという伊藤による『四谷怪談』(残念ながらフィルムは残っていない)にリスペクトした一作。でも本作は自分の映像スタイルを身につけて実力を身につけている時期…
>>続きを読むなぜか常に汗ばんでいる若山富三郎の顔面が単なる前フリに陥りがちな前半部を支えている。また本編中特に印象的な左門の斬殺や、お岩が薬を塗って転げ回るシーンは画面奥から手前(ちょうど正面に顔が見える位置)…
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