これは凄く勉強になった作品。これを見るまで、私はアウシュビッツで大量虐殺があったのは、世界中みんなが認める歴史的事実だと思っていた。科学的にも証明されているものだと。確かに無かったといっている人も…
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ナチスによるユダヤ人虐殺であるホロコーストについて、その存在を否定する歴史学者が肯定する学者を英国で訴えた実話法廷もの。
こういった裁判があったことすら知らなかったので、どういったやり取りがあり、ど…
イギリスとアメリカの裁判で訴え方や裁かれ方が違うことで、どちらの国で裁判を起こすか。
歴史認識をいかにとるか。
ホロコーストを題材に、絶対ありえないと思える事も裁判で争われるこわさ。
弁護団のチ…
歴史修正主義、まるで日本かと思った。
ネットで、『南京大虐殺』『従軍慰安婦』を調べると、それらが無かったという投稿が過半数を占めることに驚いた。ドイツも『ホロコーストはなかった』という人が、いるこ…
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アウシュビッツ強制収容所に行ったので、映画「否定と肯定」を再度観ました。
アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件を映画化した作品で、「ホロコーストは無かった。」と主張する歴史修正主義…
歴史論争の仮面を被ったレイシズムやファシズムの台頭に、私たちはどう向き合えばいいのかー。この難題に正面から答えたのが、本作品です。
「歴史を歪める言説を指摘し、徹底的にウソを暴く」
「歴史…
歴史上の事実であるホロコーストについての真偽を裁判で問うという、一見前代未聞なテーマでありながら、それが実際にあったという驚愕の史実の映画。
私自身が戦争を知らない世代として、改めてホロコーストの…
「私は差別と黒人が嫌いだ。」
「同性愛者を嫌悪する自由も多様性だ。」
「心からそう信じていただけウソではない」
ただの歴史的な議論ではなく身近に潜む危うさを浮き彫りにする感じ怖かった。
何が肯定…
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