闇の中の究極の”光“という暴力を見た______
この236分という長尺は、あの瞬間のためにあったのですね。
ラストのあの場面で、長時間に散りばめられた、青く儚く美しい場面が走馬灯のように頭…
ただぼんやりと眺めていた。そのうち当時の台湾で暮らしているような気がした。4時間の生活が終わりエンドロールが流れた時に我に帰った。
見るものを引き込む、そんな魅力がこの映画にはある。
この没入感が生…
60年代の台湾、牯嶺街。
監督が当事者としての目線を持ちながら、どこまでも客観的で誠実であり続けようとした4時間だったのだろう。
当時の台湾に住まう人達の不安定なアイデンティティ。
無力で逃げ場…
3回目ですが、観るたびに印象が変わりますね。
エドワード・ヤン監督の映画はすべからくそんな感じかなぁ。
蓮實重彦先生や濱口竜介監督の論評を読ませて頂いているからですかねぇ。
観るたびに新しい発見があ…
4時間は長かった。
ネットの文章で読むだけではわからない台湾特有の問題・外省人の苦悩は感じ取れました。
1960年代の政治的問題やチャン・チェン親子も興味あるんですが、ストーリーはちびっ子ギャングの…
『牯嶺街少年殺人事件』アウトレイジさながらな不良グループの抗争劇も衝動的に犯してしまう過ちも若さゆえの青春として包括される瑞々しさがフィルムに焼き付いている。灯と闇を駆使した光と影の完璧な構図による…
>>続きを読む本当は映画館でいつか観たかったのだけれども、まさかのU-NEXTに来てしまったので仕方がない。まあ傑作😵
今まで全然ピンと来てなかった「カメラと被写体の距離感」というワードがなぜか俺の頭の中に浮かん…
相手の事を好きになった過程とか理想とか正しくあろうみたいな気持ちで神格化させてしまって、事実とのギャップにどうしようも出来なくなっちゃったのかな。
その隔たりが大人になって埋まるのは諦観と逃避を覚え…
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