少女は同胞を捨て、スウェーデンでの暮らしを夢見た。
自由に生きる為に—— 。
1930年代のスウェーデン。先住民族であるサーミ人は、色彩豊かな民族衣装に身を包み、トナカイの狩猟を生業(なりわい)…
アイヌに通ずる
近年までスウェーデンに支配されてきた少数民族サーミ人に生まれた女の子が自分の出自を恥じ民族の血を捨てるまでの話。自然とともに生きる文化や習慣を近代人から侮蔑され虐げられてきた背景は…
人は生まれ育った土地に帰属するのか。
生まれた民族の血からは逃れられない運命なのか。
トナカイと暮らすサーミの人々の生活はなんて美しいんだろう。
文化人類学を学ぶ学生たちからしたらサーミ人は研究…
(C)Sophia Olsson