美しい風景
美しい動物
醜い人間
終始眉をひそめながら鑑賞。
ハンター達が喋るたびに心の中でツッコミを入れていました
お前らがメメントモリを語るんじゃねぇとか
こいつらカバに食われねぇかなとか
…
なんとも後味のわるい全く受け止めきれない内容と映像でしたが、問題作といわれる所以は十分でした。衝撃です。
ドキュメンタリー映画の報道要素だけでなく、左右対称やひきの画角、連続性のある構図等ザイドル…
なぜ動物を殺す理由を説明しなくちゃいけないんだ?
動物の首や毛皮、剥製を目的としたトロフィーハンティングを追ったドキュメンタリー。欧米からアフリカまでやってきたハンター、狩猟牧場のオーナー、現地の…
人類史上最も罪深き発明の呪縛。または、愛より根深く狩猟の本能があるかのように。
いっその事クレー射撃でいいような、ハンターがこだわる“命中”のなかに快楽以外の何かを探るも、人類の進化や種の保存という…
美しく逞しい動物に対して肉体的にも精神的にも醜い娯楽ハンターが黙々と描き出されて行く。
「殺しているのではない、死に行くものを仕留めているのだ」
「むしろ自然の調和に貢献する行為だ」
狩猟を楽し…
出てくる人たちは私と同じ人間だけど、シンメトリーを使って客観的に彼らを映し出すことによって、生々しい「人間」という生き物を見ているような感覚。この技、ズルいな。
どこか抑圧された日常から解放される…
動物の死はインスタ映えするようにデコレートされ、キリンは腹を割ると空気でぱんぱんになった臓器(あれ肺なんだろうか)が流れ出る。というようにグッとくるシーンはあったのだけど、肝心のハンティングのシーン…
>>続きを読むあんなにも美しい野生動物を…。
彼らからすれば、アフリカに生きる野生動物は単なる血の通ったオモチャ。
野生動物に銃を向け抱く感情は、始終自分のこと。
一発で仕留められるか。
外したらどうしようか。…
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