最後の駐車場の即席裁判シーンが最高である。
人に頼らずに正義を自前でつくろうとする覚悟と苦しみがある。
群衆に糾弾されながら罪人の代表として立つのが、あの殺人鬼とアル中という自分の体を思い通りに動…
幼女連続殺人事件の犯人を追う警察とギャング。
深く考えずフリッツ・ラングのだと思ってみてたらジョゼフ・ロージーのだった。
そもそもリメイクがあったことも知らなかった。
オリジナルのプロデューサーが…
先にラングのMを観たので、如何にロージーが異様でイケてるのかが再確認できる。前半飛ばすなあと展開の早さを気にしているとラストまさかのメッセージ性がラングのとはまるで違うから驚いた。マネキンの使い方と…
>>続きを読むラングの「M」をジョセフ・ロージーがリメイクした。撮影は「キッスで殺せ」のアーネスト・ラズロ。助監督がロバート・アルドリッチ。白黒スタンダード、コロンビア映画。
冒頭はカットレベルまで忠実に再現され…
ラング版に負けず劣らず傑作。
娘を探すためにアパートから飛び出す母親の速度からして最高だ。
ラング版唯一の欠点である「裏社会の人間たちが殺人鬼狩りを決める会議シーンの鈍重さ」が、こちらではボスのマ…
新文芸坐シネマテークにてジョセフ・ロージー『M』。
最後のブラッドベリービルでのシークエンスで、ギャングの一人が大きな目が描かれたガラスドアを破壊するシーンは、強烈なフリッツ・ラング否定として見えて…