Mに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「M」に投稿された感想・評価

シネマQ

シネマQの感想・評価

4.5
不気味なショットが連なり、悪意が立ち上り母親がアパートを駆けてく冒頭が最高。
デパートの一階と最上階の切り返し。
最後の地下駐車場の空間が素晴らしすぎる。
ダメ人間弁護士の覚醒もアツい。

最後の駐車場の即席裁判シーンが最高である。
人に頼らずに正義を自前でつくろうとする覚悟と苦しみがある。

群衆に糾弾されながら罪人の代表として立つのが、あの殺人鬼とアル中という自分の体を思い通りに動…

>>続きを読む
andard

andardの感想・評価

4.1

幼女連続殺人事件の犯人を追う警察とギャング。

深く考えずフリッツ・ラングのだと思ってみてたらジョゼフ・ロージーのだった。
そもそもリメイクがあったことも知らなかった。
オリジナルのプロデューサーが…

>>続きを読む
mingo

mingoの感想・評価

4.2

先にラングのMを観たので、如何にロージーが異様でイケてるのかが再確認できる。前半飛ばすなあと展開の早さを気にしているとラストまさかのメッセージ性がラングのとはまるで違うから驚いた。マネキンの使い方と…

>>続きを読む

ラングの「M」をジョセフ・ロージーがリメイクした。撮影は「キッスで殺せ」のアーネスト・ラズロ。助監督がロバート・アルドリッチ。白黒スタンダード、コロンビア映画。
冒頭はカットレベルまで忠実に再現され…

>>続きを読む
これまたクソおもしれー!空間の狭さがグングン広がっていく。冷血な刑事と浮浪者たちの芝居の造形のチグハグさも見事。ラストがちと冗長な気がしなくはないが、空間とライティングが一級品!
アノ

アノの感想・評価

4.3

ラング版に負けず劣らず傑作。
娘を探すためにアパートから飛び出す母親の速度からして最高だ。

ラング版唯一の欠点である「裏社会の人間たちが殺人鬼狩りを決める会議シーンの鈍重さ」が、こちらではボスのマ…

>>続きを読む
moku

mokuの感想・評価

5.0
面白かった!ラング版の要所は押さえつつ、ロケの開放感も素晴らしくて、撮影は「カッコいい〜」の連続でホント痺れた。


<新文芸坐シネマテーク>
ムチコ

ムチコの感想・評価

5.0
オープニングですでにしびれる。階段。

誰にフォーカスしていいのかわからない変な展開と、やたら美しい画面。

盲人との面通しのところがよかった。見えないじゃん!

新文芸坐シネマテークにてジョセフ・ロージー『M』。
最後のブラッドベリービルでのシークエンスで、ギャングの一人が大きな目が描かれたガラスドアを破壊するシーンは、強烈なフリッツ・ラング否定として見えて…

>>続きを読む
>|

あなたにおすすめの記事