中盤ぐらいまではラング版のほうが面白いと思いながら見ていたけど甲乙付け難い、、!怪我した少女のローラースケートを脱がしているところを見られて、誘拐犯だと誤解されたり、笛吹いたりアル中弁護士とかマネキ…
>>続きを読む「男は悪」という思想を母親に植え付けられた青年が
「救済」のために少女の連続殺人に手を染める。
主役に、ラング版のペーター・ローレのような異常で強烈な個性が感じられないのが残念だが、アーネスト・ラズ…
[流石に原作には勝てず] 71点
ロージーほどの変態ともなればラングの名作をリメイクしても一級のサスペンスに仕上げてられるのだ。それでも追跡シーンの緊迫感や犯人の異常性『山の魔王の宮殿にて』の存在…
ラング版に負けず劣らず傑作。
娘を探すためにアパートから飛び出す母親の速度からして最高だ。
ラング版唯一の欠点である「裏社会の人間たちが殺人鬼狩りを決める会議シーンの鈍重さ」が、こちらではボスのマ…
「男」として生まれてきた罪を背負うために少女を殺し続ける、犯人(動機)が現代的な病み。異様に背の高い自称弁護士の不穏さが映画を更に歪ませている。ラング版『M』、ロージー版『M』、ドラマ『30年目の真…
>>続きを読む新文芸坐シネマテーク
冒頭タイトル、登っていくケーブルカーだから言われればそうだとは言えまるで浮遊して行くかのようで一瞬フレーム内の事物がどう収まっているのか測りかねるような不思議な空間設計からい…
このレビューはネタバレを含みます
自分はこの映画、最後の疑似裁判シーンが好きであるが、ジョゼフ・ロージーの方は結構込み入っていてわかりにくかった。弁護士のおっちゃんが突然ストーリーにぐいぐい食い込んでくるのも自分は邪魔だと思った。フ…
>>続きを読む新文芸坐シネマテークにてジョセフ・ロージー『M』。
最後のブラッドベリービルでのシークエンスで、ギャングの一人が大きな目が描かれたガラスドアを破壊するシーンは、強烈なフリッツ・ラング否定として見えて…