特集 佐藤忠男のベスト・ワン
35ミリフィルムで鑑賞
"「我が国の軍隊は 世々 天皇の統率し給う 所にぞある」(軍人勅語)"
戦場のリアルを描き、天皇の戦争責任を喝破した、深作欣二による反戦映画。…
【戦争という事実を、その後の兵士や遺族の苦しみを、絶対に風化させない、という製作陣の強烈な意志と熱量を感じる深作欣二の究極的反戦&社会批判作品】
仕事の後に観られる比較的短尺な作品を・・・と本作と…
そこは地獄以上だったのだろう。
国が始めた戦争で「立派にお国のために死ねた」人より無駄死にした人の方が多かったのかもしれない。
美しい死などどこにもなかった。ひどい目に合うのはいつも下っ端の人間…
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35ミリ上映で鑑賞しました。
上映前には塚本晋也監督『野火』再上映のメッセージも。
戦場での厳しい戦いを描いたアクション系の作品かと思いきや、いきなり戦後、ひとりの女性が市役所にいるところから物語…
戦争の凄惨さについては、映画だとやはり戦闘シーンから伝わるものが多いのだけど、この作品は語りが中心で珍しいタイプの構成。左幸子が夫の死に関わった人を訪ねていくのだけど、それぞれに事情があって、生きる…
>>続きを読む戦争物って、その最中を描いた物や、英雄の話が多い気がするんだけど、これは戦死した夫が国に弔われなかった奥さんの悲しい話。家族が亡くなった事自体が悲しいってか生きていけないぐらいなのにさ、弔われないっ…
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