時には純粋に構図が良かったり、また別の時には記録映画的な生々しさがあったり、そしてクライマックスにおいては編集のテンポが戦艦ポチョムキンばりに秀でていたりで映画表現としては見事だったのだけれど、フイ…
>>続きを読む(ロシア映画傑作選)。ゴーリキー原作のサイレント作品。息子を警察に騙し取られた母の苦悩。その怖れと憂いを纏った目元が印象深い。これと対照的に革命へと駆り立てられた母の表情が明るく、否応なく当時の政…
>>続きを読む前半は退屈してしまったけどいつの間にか見入っていた、雪どけは帝政の崩壊と革命による新たな時代の比喩だろうが、まさかその後固有名詞として使われることになるとは思うまい(なぜかこちらもドヴジェンコ『大地…
>>続きを読む1926年のフセヴォロド・プドフキン監督作品。内容は『ストライキ』とほぼ同じ。でも、エイゼンシュテインと比べると冗長性が目立つのが気になる。それでも自然描写のカットを挟むモンタージュや母が赤旗を掲げ…
>>続きを読む流氷と人の群れのつなぎの妙。
アイスブレイクして人々が革命に動き出す様が象徴的によく描かれている。
と思ったら、流氷の上に人が乗るんかい!というサプライズで一本取られた。
ひとりひとりの顔ももち…
ソヴィエトの無声映画。サウンド版。
フィルマの注釈に「ドキュメンタリー」とありますが、間違いです。純然たる劇映画。原作はゴーリキー。
このプドフキンという監督はエイゼンシュタインと同じ時期の監督…
ソ連を代表する映画監督プドフキンの共産主義礼讃映画。同時代に活躍したエイゼンシュテインとは犬猿の仲だった事で知られるけれど、やはり共通する部分は多い。プドフキンは職業俳優を使っている分、物語にハッキ…
>>続きを読む昔話みたいなストーリーと全然動かないカメラが合わさって「紙芝居かよ!」と思っていたが最後の脱走シーンは楽しかった。大自然のモンタージュ、良いけど多すぎて最後のほうは効果が薄くなってた気がする。(あ、…
>>続きを読む【ピアノだけの音楽が物語る】
社会派エイゼンシュテインと比較すれば、プドフキンの作品には主人公がいてその人が社会に飲み込まれていく姿を描く。
酒飲みで荒々しい夫が殺される。過激派の息子は何やら革命を…