夏休みなので今まで観たことない作品にチャレンジします!
実は、黒澤明監督作品、初めて観ました。もちろん、三船敏郎、京マチ子も初めてです。
タイトルの芥川龍之介の「羅生門」は学生時代に読んでいました…
面白い。これが羅生門形式。
人間の性質。善と悪。嘘と真。人間は自分勝手な生き物であり、見栄のために嘘をつき、本当の自分に嘘をつく。
どうしてと話の構成に焦点が当たってしまうが、映像の美しさ、カメ…
平安時代、激しい雨が降る中雨宿りするために羅生門の廃墟へ入った下人
先に雨宿りしていた杣売り、旅法師は首を傾げ思い悩んでいた
ある侍の殺された死骸が藪の中で見つかり、検非違使に召喚された捕らえられた…
人間とは結局こんなものなのだというのを映像で見せてくれる
泥臭い自分勝手な生き物かもしれないけれど、最後まで人を信じるという希望は捨てたくないものだ
独白のシーンを上の役人に報告するという形でカ…
黒澤明を世界に知らしめた傑作であり、“真実とは何か”を突きつける人間劇。
映像は森の木漏れ日や羅生門の荒廃を強烈に刻み込み、三船敏郎の野性的な演技、京マチ子の妖艶さ、森雅之の冷徹さが視点ごとにまった…
「奇妙な話を聞いた」という木こり、旅法師が朽ち果てた羅生門の下で一人の下人にその全容を語り始める。
話によると、多襄丸という盗人が女を奪う為に侍を襲って殺したという。
しかし、話は絶妙に腑に落ちない…
©KADOKAWA1950