既視感に次ぐ既視感で鑑賞したけど、私はこれいつ見てたんだろう。
『赤線~』みたいな作品いっぱいある気がして全部頭の中で混合しちゃってる。。
この作品が終わる時点では誰も救われない結末だけど、結局施…
国会で売春禁止法を成立させんと
議論している時代に於ける、
吉原の「サロン夢の里」での話。
1エピソード→暗転で
描かれる群像劇で観やすい。
ちゃっかりしている若尾文子は美しく、
ズベ公な京マチ…
それぞれの事情を背負いながら吉原に身を寄せる娼婦たちの物語。女性たちの人柄や境遇、その身に降り注ぐ事件が、90分に満たない作中で丁寧に描かれていた。
重い主題とは裏腹に、ストーリーはテンポ良く進ん…
溝口健二監督の遺作。
売春防止法成立直前?の風俗店。
沢村貞子演じる女将の台詞のように「終戦直後は、良家の子女を守る防波堤になってくれと推奨され、世論がどうのこうのと今更禁止するなんて、お上のやる…
「本当に要らない商売が300年も続くもんですかねえ〜」「議員の人もわかんないこというねぇ…自分のものを自分で売るのが何が悪いんだろう」
「いっぺん鏡と相談してみぃ」っていう客の言葉すんげえな〜「あ…
溝口作品は、意図的に”見る所”を隠すのである。
今回のテーマ、吉原での女の生き方・破滅において、裸の描写はあってもおかしくないのに、溝口はそれは写さず、観客の表象に依拠するのである。メインとして性行…
2022/4/15
観たい観たいと思っていてようやく観れた溝口監督の遺作。予想通り趣味嗜好にブッ刺さった。
売春婦の生き様を、演者に服を脱がせることなくここまで描き切るのかという衝撃たるや。
そ…
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