昭和30年代、売春防止法成立直前の吉原。娼家”夢の里”で働く女たちの群像劇。
タイトルや題材から連想されがちな、ギトギトした脂っこさや悲壮感とかは皆無です。サッパリしてます。
駅売りの夕刊紙のよ…
とにかく女性が力強くて活き活きしている。
どんな職業かなんて関係ない。生きていく上で必要なお金を稼いで、そして家族と自分を養う。その揺らがない目的が非常に格好良い。
あと、京マチ子がプルンプルンし…
売春防止法が施行されようとしてる時代の娼婦達の苦悩。
足を洗って嫁に行ったが夫婦生活がうまくいかず結局遊郭に戻ってきた娼婦や、息子に汚らわしいと見捨てられて気が狂ってしまった娼婦、客から大金を騙し…
溝口健二の遺作。助監督には増村も名を連ねる。
若尾文子、京マチ子ら出演者の豪華さに目が行くが、本作では遊郭に生きる女たちの生きざまが哀しくも活き活きと描かれ、役者が誰であるか忘れそうになるほどそれぞ…
この映画の公開の翌年、売春禁止法は施行された。もし『赤線地帯』に続きがあるなら、彼女らは一体どうなっていくのだろう、そう考えずにいられなかった。
社会においては底流にある女たちの生き様。取り巻く人…
情感に流されないように、あの手この手で罠が張り巡らされている。
悲劇になりそうになると映像だったり構成だったりで突き放す。映像に合っているとは言いがたいあの音楽もしかり。見る人によっては悲劇にも喜…
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