形を変えても現代まで脈々と続いている女性の物語だと思いました。完全に絶ち切れない盲点が社会のシステムには潜んでいて、なんともやりきれない気持ちになる。後ろ指を指されようがどんな汚い手を使っても生き延…
>>続きを読む マイブーム「娼婦映画探訪」8本目。
客の男に金を貢がせた挙句、その男の店を乗っ取る悪女(若尾文子)がいるかと思えば、病気の夫と幼い子のために体を張って金を稼いでいるのに、夫が自殺未遂を起こす不遇…
若尾文子、三益愛子、木暮実千代・・。
それぞれの事情、それぞれの人生を抱え「夢の里」で働く遊女たち。
誰が主役ともいえず、それでいてそれぞれが過不足なく描かれている。
テンポよく、時に笑いを挟んで…
この作品のおかげで 赤線地帯 という言葉を知った。
何故、売春婦の仕事をするのか?
それぞれの登場人物にそれぞれの理由がある。
要所要所で流れる、あのおどろおどろしい音楽が耳を離れない。
観た…
まず警官が売春宿に普通にいるシーンが違和感ありまくりでした笑
そうだよね。法律で禁止されてなかったもんね~
それでもやはりこういう仕事についてる人は今も昔も幸せにはなれないみたいですね。
しかし…
寂れていく吉原で生きる女性たちの話。
子供を育てるため、親の借金のため、反抗のため赤線地帯に流れてきた彼女たちをまともな大人も買いに来た客も軽んじている。ヤクザな世界、自分の体を売って生きるしかない…
売春防止法成立間近の吉原を舞台にした群像劇。恐らく現実にもあったろう人生の悲哀をあっけらかんと活写。そこには何の答えも教訓もない。エンディングがまた何とも言えず物悲しく黛敏郎作曲のまるで怪談のよ音楽…
>>続きを読む©KADOKAWA1956