彼女が死なないための選択肢は作中でいくつも与えられたけど、どれも彼女が欲しかった「私は私」であるための自由とは程遠い事ばかりで、いずれにしても結末は変わらなかったのかもしれない。
楽して生きるために…
冬の旅――自由の果てにあるもの
1985年、アニエス・ヴァルダの『冬の旅』はベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、フランス国内で100万人を超える観客を動員した。
なぜこの作品は、当時のフランスで…
物語の結末が最初に示される
観終わったあと寂しくなってしまった
旅の途中で色んな人と出会うけど、誰とも繋がれない感じ
モナは気ままな一人旅を自分で選択して行動しているように見えるけど、たぶん違うと…
ロードムービーという、ビルドゥングスロマーン(Bildungsroman, 成長物語)の1つの様式、その陰画として観ることもできるかもしれないこの作品は、しかし、アニエス・ヴァルダ(1928 - 2…
>>続きを読む何でこんなに高評価なのか全然分からない、何も無かった
この旅は反体制ではなく逃げてるだけって言うセリフ、全くもってその通り、何もして無い
反面教師としての映画なのかな、楽をすることは真の楽には繋がら…
映画を観ている私も証言をする人たちと同じようにただ一瞬すれ違っただけの人で、そんな人間に相手の何がわかるんだとも思うし、モナにも他人に人生をジャッジされるなんてごめんだと言われそうだけど、やっぱり1…
>>続きを読む(c) 1985 Ciné-Tamaris / films A2