ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の作品情報・感想・評価 - 311ページ目

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書2017年製作の映画)

The Post

上映日:2018年03月30日

製作国:

上映時間:116分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」に投稿された感想・評価

Miver2

Miver2の感想・評価

5.0
小気味好く描いて行く物語は、様々や思惑や駆け引きとの鬩ぎ合いの中で、気骨あるその決断とその姿に完全に打ちのめされた。
この物事と作品に関わった方々の心意気を感じる映画でもあり、とても観応えあって面白かった。

ベトナム戦争とかあの時代の事が題材として描かれてるけど、ある種現在の日本と重なり合うような所をしっかりと描かれていて、それがとても観応えあって面白かったな。
その問題を丁寧に抉りながら描きつつ、しっかりとエンターテイメンしてたのがまた素晴らしかった。

メリル・ストリープとトム・ハンクス演じる2人がお互いに敬意を払いながら、火花散らすその会話とその場面がとても面白かったな。
その信頼関係があるからこそ、2人の気骨あるその姿や立ち振る舞いに心打たれる物があった。
それぞれの立場から巡るその駆け引きや思惑を元にして繰り広げられる鬩ぎ合いがあったりする中で、時に感じられるその良心に思わずグッと来る。

メリル・ストリープ演じるその役柄がとてもチャーミングで素敵だった。
何気ない日常を織り込みながら描かれて行く中でのその立ち振る舞いにとても魅力的な物を感じながら観る事が出来た。

報道の自由を守るためにはどうすれば良いのか?
その問いに対しての答えの重みと大切さに思わずグッと来る物があったし、最高機密文書を巡る報道と権力者の攻防戦とその鬩ぎ合いをとてもスリリングに描いていて。
その闘いの結末にはどうしようもなく心が打ち震えるしかなかった。

ある種、人を描く面白さに溢れていると思います。
そしてその決断が歴史を刻む凄さもここにある。
文句無しに素晴らしい作品でした。
ジロ

ジロの感想・評価

3.5
「スポットライト」を思い出した。権力との戦い、職業人としての戦い。
それぞれが未来の自分に恥じぬように、後悔のないようにひとつひとつ選択して、決断して生きている。
メリル・ストリープの有無を言わせぬように囁く演技が素晴らしかった。

音楽めちゃくちゃいいな、誰だろな…と思ってたらジョン・ウィリアムズ大先生で、さすが!と心の中で拍手したのでした。

TOHOシネマズ新宿にて。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.3
日本よ、これがアメリカ映画だ!を突きつけられた気がしたし、同時にこれがジャーナリズムだ!これが民主主義だ!オレがスピルバーグだ!まで喰らわせれて、スッキリ甘〜い気持ちになったと同時に、なんだかほろ苦さまで感じてしまった、この作品はまさにレモネードだ。「映画」に与えられた120分の枠を存分に使い、いやむしろ少し余らせ、苦悩・選択・連帯・成長を淀みなく描いただけでなく(流れるカメラワークがこれまた素晴らし過ぎる)、戦地の生の声をしっかりと民衆へ伝え、しかもウォーターゲート事件へと繋げてしまうその手腕に唸る。人が走り、気送管が届け、輪転機が回り、そして報道は体制に勝利する。当時とは紙媒体、新聞紙面そのものの強靭さが違うのかもしれないが、だが当然民主主義の根幹の部分は何一つ変わらない訳だし、それを誰にで分かる簡素なストーリーで表現し切ってしまうスピルバーグは完全にド天才であるとしか言いようが無い。今まさに政府の嘘ばかりが表立つこの国はこの作品を真摯に受け止めなければならないし、メディアが果たすべき役割、人民が持つべき主権とその責任について真面目に考えなければならない。いつまで誰と誰がSEXしたやら、あのアイドルがばっさり髪切ったやら、芸人が口滑らして炎上したやら、至極どうでもいいことばかりを伝え続けるのだ、加山雄三の船は鎮火したが、国会はいまだ火だるまであるのに。政治に口出すのはウザい事なのか?ダサい事なのか?目障りなのか?言わぬが勝ちで終わってしまったあの無意味な証人喚問を経て、我ら国民が何を知り得たと言うのか。我々は常に知る権利がある、そして国を変える権利がある、責任がある。大人は子供や孫の未来に対して常に責任を背負っている、そんな当たり前の事を、もう一度しっかり思い出すべきだと思う。互いに守るべき物があるのは分かる、だが一番守るべき物は…決まっている、後は自分で考えよう。
ちー

ちーの感想・評価

4.0
モリトモペーパーならぬペンタゴンペーパーズ。
久しぶりにスピルバーグ節を堪能!
ハリウッドを代表する名優2人メリル・ストリープ✕トム・ハンクスガチの芝居も見事。
報道の自由とは?
実話だからこそのリアリティ。
『アメリカの良心』が描かれた正統派な名作。
みか

みかの感想・評価

4.0
決断と覚悟。
その重さを理解するとこが好き。

観るにあたって私の知識が足りてないなと反省しつつ。
Fox55

Fox55の感想・評価

3.5
久々の投稿。

なんだか自分の無知さに呆れましたが、映画のよいところは新たな知の扉を開けてくれるところですね。

ベトナム戦争が長いこと続いていたという印象は何となく学校で学んだ気がしますが、まさか4政権にも渡り継続されていたとは。

報道の自由とは

ニクソンの人柄をKに説明していたとき、思い浮かんだのはトランプ...。
今もまさにそういう時代が繰り返されようとしている。大統領により事実が隠蔽されてはいけない!
"we have to check on their power. if we don't hold them accountable, I mean, my god, who will?"

勇敢な女性像

正直、最初もどかしかった。なぜこんな女性が会社のトップなんだ? と。
実話なのだから当たり前なのだが、メリルの演技が人間味があってリアルだった。
男性社会の中でトップに立つとはどれほど大変なことだったか想像もつかない。
今のかっこいい女性像とは違うが煙たがられないようにするには彼女のようなやり方になったのだろうな。それでもあんな決断ができたのはやはり自分の正があったから。

かっこいい人であることは、堂々と意見が言えなくても、それでも自分の意見を言う。そして揺るがさないことなんだなと勇気をもらいました。
Kに対するBenの奥さんの言葉にボロボロ泣きました。笑

長くなりましたが、史実の裏で動いていたヒューマンドラマがとても良かった。
はまだ

はまだの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マスコミのあるべき姿、女性の活躍を掲げる映画。

序盤から機密文書を入手できるかも…?という辺りまでは、登場人物が多く内容もごちゃごちゃしている印象でついていくのでやっと。本当にこれがいい作品でメリル・ストリープの演技は素晴らしいものなのだろうかと疑心暗鬼。ところが機密文書を入手する辺りから一変、内容もスッキリしてきて演技もなるほど納得できるものだった。

まず演技について。初めは周りからお荷物扱いされて、演説もろくにできないケイの成長が見てとれる点が素晴らしい。会社や従業員を守るために、と初めは守りの方針でいたケイが、最後に機密文書を載せると決断するときには、役員の意見を突っぱねて、私はベンと話しているの!だとか社長である私の言うことを聞けない役員はいらないと自信満々に言い切ることができる。手の動きや表情、発言の仕方で成長を表現するメリル・ストリープの演技は確かに素晴らしかった。この映画の1番の見所。

内容について。前半は前述の通りごちゃごちゃしていて頭のなかに入ってこない。後半からはうって変わって、登場人物も絞られてきて、みなが行動的になりそれぞれの主張をはじめ、内容もシンプルになる。会社がつぶれる可能性や逮捕される可能性を抱えながらも報道の自由を求めていくというシンプルな構成だ。日本でも報道の自由はよく取り上げられているが、この映画がウケた理由として、アメリカではトランプがマスコミを厳しく取り締まっていて報道に自由がないことが反映されていると思う。だからまあ特に日本では政治にそこまで関心がない人が多かったりして、そうするとなるほど報道とはこうあるべきだ、今の世の中はおかしいと賞賛する声が上がらなくてもなんら不思議ではない。

前半を含めてしまうとこれくらいの点数が妥当な気がします。アメリカの当時の政治やこの事件?について詳しいかたが見たら頭からおもしろいんだと思います。ただそうでない方にも、メリル・ストリープの演技はみる価値ありなんです。詳しく書いてませんがもちろんトム・ハンクスの演技も素晴らしかったのでそこも一見の価値あり。

カーリング予選みるのでこれくらいで終わりにします。
mimiyi

mimiyiの感想・評価

3.9
スピルバーグ×メリルストリープ×トムハンクス

ニクソン・ワシントンポスト・ベトナム戦争
並べただけで必修案件ですねw
主演二人の(いい意味で)安心安定感はスゴい!さすがです。
登場人物を覚えるのにちょっとまごつきましたが、戦場シーンから始まる事で機密文書の要点を理解できたし、事件自体をシンプルに要約していて解りやすく助かりました。
メリルストリープが会議室へ行ったら全員男。裁判所を出た時は全員女。時代背景を写す手法も印象的でした。
そして、あのエンディング。知識のうすい私は帰宅後、「ウォーターゲート事件 ワシントンポスト」でググりかなり賢くなった気でいますw
権力、圧力に屈せず正しい事をする。なんてタイムリーなの。世界も日本も。お前も俺も。
ひめ

ひめの感想・評価

2.5
史実としては興味深いんだけど、政治的な作品多分好きじゃないんだな、と。難しい。
本当にスピルバーグかって思うほどスリリングでアツい。
職人技も豊か。電話シーンが100回くらいあるけど100通り見せてくれる。