「今、撮っておきたいんです。ここは私の記憶ですから」
映画の中で蓮佛美沙子扮するカメラマンの卵が言うセリフ。
震災から5年。
まさに今この2017年の福島の「記憶」映画。
冒頭シーンから除染隊の…
そんなもの、他もどこにも全然そんなことばっかり、そんなものはギャップ、強い強いギャップの知覚、なのにそんなものにこんなにもこうなるのはギャップの端と端の間に落としたもの流されたもの置いてきたもの捨て…
>>続きを読む東北大震災から5年。
被災した様々な人達の今を描く。
地震を切っ掛けに何かがポッカリと無くなってしまった登場人物達。
大切な人を、生業を、心を、もう取り戻す事が出来ないと何処かで分かっていながら、…
なんというか、ストーリーはあまりなくメッセージ性がすごく強い印象。
柄本時生と光石研のシーンは、福島で起きてることをありのままに切り取っていて、5、6年経った被災地の今ってこんな感じなんだろうなーと…
全くノーマークの作品だったけど、監督の名前をみつけて俄然観たくなった。
決して奇跡も起こらないし、劇的に主人公に変化が訪れる訳じゃない。むしろ地震や家族の死や身近に起きた死など自分にだって起こりうる…
(C) 2017『彼女の人生は間違いじゃない』製作委員会