ミスター・ガラスの作品情報・感想・評価

ミスター・ガラス2019年製作の映画)

Glass

上映日:2019年01月18日

製作国:

上映時間:129分

3.8

あらすじ

「ミスター・ガラス」に投稿された感想・評価

チュン

チュンの感想・評価

3.5
これ、スプリットのビーストだ、、
ん?てなった。
なんかアンブレイカブルの続編らしいが
スプリットのビーストも出てる
アンブレイカブル観てないんで
ミスターガラスのことがよくわかんなかった
ガラスなの?グラスなの?
という疑問が頭から離れない
ヒーロー、ヴィランてわりには
さほどパワーも感じす
そんなにパワーあるわりには
ショボィような
マカヴォイの多重人格役は
凄かったけど
なんだろモヤモヤする
アンブレイカブル観れば納得するのかな
KOSUKE

KOSUKEの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャマランの解釈するヒーローとヴィラン。
だがしかし何より最も大きく凶悪なのは強大な力を持つヴィランではなく、力を持たない不都合を隠そうとする者達だって言いたいのかな?
そして現実、そういった者達に隠蔽されている事が山程あるって事なのではと解釈致しました(笑)
M・ナイト・シャマランって過小評価されてるんじゃないかな。

この作品がシャマラニアン達に好評だったので、初めてアンブレイカブルを観て、スプリットも観て、これに辿り着く。

DCやマーベルのヒーロー物の実写化が相次ぐ昨今のトレンドよりも遥か前の00年(ダークナイトとアイアンマンは08年公開)、シャマランはオリジナル企画でアンブレイカブルを公開。

これがまた兎に角地味なヒーロー物だったアンブレイカブル。でも前作も今作も含めて、やっぱりホラーがちゃんと撮れる監督達は映画作りその物が上手いと思わせる作りだった。撮影、編集、音響、と恐らく映画を映画足らしめる最も重要な三要素の巧みな使い方でフィラデルフィアのヒーロー物語が立体的に描いていた。そしてその3部作の最終章となる今作。

完全オリジナル企画でこんなシャマラン・シネマティック・ユニバースを実現させた信念と手腕は見事!
感想川柳「ヒーローは 心に傷を 抱えてる」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

フィラデルフィアのとある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが…というお話。


M.ナイト・シャマラン監督の『アンブレイカブル』、『スプリット』の続編ですね。(。・ω・。)ゞ


アンブレイカブルのデヴィッド、スプリットのケヴィン(ビースト)、そして『ミスターガラス』の3人が集います。(・д・ = ・д・)



精神科医のステイプルが『あなた達は妄想に取り憑かれている』と言って、ビーストとデヴィッドの力の源を揺らがそうとします。(゜ロ゜;

別にマーベルヒーローみたいな特殊能力があるわけじゃないので、『妄想による思い込み』という可能性は興味深いですね。(゜ロ゜)

弱点が丸分かりなのでビースト、デヴィッド共にヒーローらしくはない。( ´△`)ほぼ一般人。ミスター・ガラスに至ってはそもそも虚弱(;・∀・)


アクション面もそこまで派手ではないのですが、見所はそこではないんですよね。(。-∀-)


もし本当にヒーローがいたとしても、ヒーローは忍んで活動してナンボですね。(´・c_・`)表に出ると余計なことに巻き込まれる。


ラストはこの作品のタイトルが『ミスター・ガラス』な理由が分かります。(。-∀-)この辺はシャマラン監督らしいやつですね。

相変わらず『ジェームズ・マカヴォイ』の演じ分けは凄いですし、『アニャ・テイラー=ジョイ』は毅然として美しい。( ´∀`)

気になるセリフ
『訪れたのよ。我々が宇宙の真実を学ぶ時が。』

んでまず(^_^)/~~
Passion

Passionの感想・評価

4.0
シャマラン監督がもしもスーパーヒーロー映画を作ったら!?
超常現象を描き続ける彼だからこそできる全く新しいスーパーヒーロー映画作品で、真のヒーロー映画好きにはきっとたまらない作品!
こんなに長い時を経て、三部作を作り上げたのもすごすぎるし、新しい! そしてなんといっても前作の「スプリット」に続き、監督自らちょい役で出演しちゃうあたりもかわいい笑 しかもスタンリー以上のしゃべりたがり笑
映画について一言で言えば、「コロッケ風マカヴォイ」
タイトルは、日本語にするとちょいダサ。
れおん

れおんの感想・評価

4.4
First name, Mister. Last name, Glass. ガラスのように壊れやすい体。人間を超越した頭脳の持ち主。先のことを読み、行動に移す。彼は考えた、自分のような存在がいるのであれば、理論上、その逆の存在もいるのではないかと。
「アンブレイカブル」「スプリット」に続く、M・ナイト・シャマラン監督作品。ブルース・ウィルス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、そして他の役者陣も引き続き、受け継がれている。
3作品で完結。前2作なくして、この作品は生まれない。これほど見事に繋がる綺麗な三作品は見たことがない。一人一人のオリジナリティ溢れるキャラクターは愛おしく、シリーズを重ねるごとにより深まり、新たな感情が生まれる。"ヒーロー" 映画で、「何とも切なく、何とも愛おしい」という感情になるのは、他にない。
ミスター・ガラスの陰謀。そして、"世界"の陰謀。それぞれの思いが錯綜する。何が正しくて、何が間違いなのか。自分が正しいと思ったことが正義。
ストーリーも素晴らしいが、映像・音楽、どの観点においても独特で、新しさがあった。マーベル・DCにはない、"価値観"は惹き込まれるものがある。
ハッピーエンドなのか、バットエンドなのか。ミスター・ガラスの思惑は成功したように見えるが、本当に成功したのであろうか。
M・ナイト・シャマランの世界は終わらない。

このレビューはネタバレを含みます

おぉぉぉぉ!傑作じゃないですか!これだからシャマランはやめられない。

もうね、マーベルとかDCは、一生オオサカタワーで戦ってろよ!

すみません、違うんです、マーベルもDCも好きです。すみません(情緒不安定な感じで面白かったことがいくらか伝われば幸いです)。

改めて言うまでもないですが、本作が徹底的に”アメコミ超大作”とは違ったアプローチから「ヒーロー論」に挑戦していることは明らかです。

そもそも主人公たちの見た目は普通のおじさんだし、『アンブレイカブル』もそうでしたが、アクションは極めて単調でシンプル。

超大作的なオオサカタワーでのバトルを回避する、という展開からもその意志を汲み取ることができます。

また、本作で最も僕が心打たれたのは、マイノリティーの人々に向けたエールになっている点です。

“人と違う”ことが悪とみなされる世界に居場所がないと感じたり、自分に生きる価値などないと思い悩んでしまったりしている人々に向けて、「すべての人間に生きる意味はある」と高らかに宣言してみせたことは重要です。

自分自身もとても救われたような気がしました。

ヒーローは、自分を乗り越えて自我を確立する姿にこそ大きな感動があります。

その点で本作は、思わず涙が出るほど素晴らしかったです。

たとえミスター・ガラスという、決して許されてはいけない罪深き男の物語であっても、です。

僕は芸術に踏み越えていけない領域は存在しないと思っています。現実ではできないアプローチにしか描けない景色があることは間違いないので、倫理的な観点から価値判断はしたくありません。

ミスター・ガラスは大変な罪人であり、哀しき男であり、しかしながら本当の自分を受け入れ、胸を張って生きるためのショックを多くの人々に与えました。

そのなんとも表現しがたい新しい感動が、本作の魅力だと思います。
アンブレイカブルとスプリットのそれぞれよかった部分が合わさったような映画やった

人格が変わるシーンはスプリット以上にカッコよかったし、やっぱ心理学って面白い!
ゆっけ

ゆっけの感想・評価

4.5
最高!!
ありがとう!シャマラン!

約20年前、『シックス・センス』を観て、「映画ってすごい!」って震えたのを覚えてます。
そこから洋画も観るようになって、ブルース・ウィリスが出てたら間違いないなぁと思ってました。
(『キッド』とか)

そして、M・ナイト・シャマラン監督とブルース・ウィリス主演の『アンブレイカブル』。
18年前、当時自分は中学生くらいだったと思いますが、ウキウキしながら新作をレンタルして観たことを覚えてます。
だけれども、見終わった後、正直なんか暗くてよく分からなかったんですよね。。

その当時は、ハズレだったなぁと思っていたのですが、今回19年を経て公開した『ミスター・ガラス』。、、、歓喜でした。なんだよ!これを観て全てつながるじゃないか。あの頃、抱いていた映画のモヤモヤが全て解消された爽快感と映画好きでよかったと思わせる圧倒的多幸感!!なんとも言いがたい喜び!感謝!!約20年間、映画好きで良かった。そんなノスタルジックな想いにもさせる傑作でした。

それもそのはず、『アンブレイカブル』制作時からシャラマン監督は本作のエンディングを考えられ、全額自腹で、しかも自宅を担保にして製作されたほどの意欲作(クリエイティブを保持するため)。

『スプリット』(2017年)は正直、公開当時観ていなくて、『ミスター・ガラス』を観る前に最近観ました。そして、『アンブレイカブル』も復習して本作を鑑賞しました。


「“スーパーヒーロー”は、実在するか?」ということをテーマに3人の特殊な能力を持つ男たちが現れます。

不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド・ダン。
24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン。
そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。

善悪どちらかのために行動しているとかは関係なく、彼ら3人に対して、誇大妄想にとりつかれているだけ、だと精神病院にて治療を施すことになります。"特殊能力"を科学として説明できるものとして、ヒーローの存在を否定します。

変わっている人たち=少数派(マイノリティ)たちは、家庭環境や自己を否定される経験をして、"特殊な"環境にいたからこそ、何かしら自分が生きる意義を探しています。この世で与えられた"目的"。自分のいるべき場所(居場所)を見つける尊さということが伝わる、非常に緻密に作られた、傑作。

約20年前の自分に言いたいです。この映画は20年後に楽しむための布石なんだと。シャラマン監督は間違いないと。
2019年公開
監督 : M・ナイト・シャマラン
===
精神病棟に集められた三人の「患者」が、そこで行われる治療に抗い、自分自身の存在と葛藤しつつも無茶苦茶するお話。

自己肯定って大変だよねっていう物語。いや絶対方法間違っとるやんってツッコミ入れずにはいられないストーリーだけど、3人の患者はそれぞれ、そこに苦しみながら、理不尽な精神科医のおねーさんに人格否定されながら、最後は一人の天才のコンタクトの上で大立ち回りするわけだけど。前作、前々作を見ないでうかつにも見てしまったので、これからさかのぼりしなくてはと思います。「アンブレイカブル」と「スプリット」、たぶん必聴なんだと思うので、見てない人は焦ってこれを見る必要なしかと。

それにしてもフィクションの中での精神病棟って魔境として描かれすぎでもはや名誉棄損なんじゃないかと思うので、八釣り精神病棟とか精神科医が大活躍しまくる物語をもっと増やさないと世の均衡がとれないような気がふとしました。
>|