試写会にて鑑賞。
『ラブレス』言葉通り、どこまでも愛の足りない作品内容だった。
お互いに新しいパートナーとの生活を始めたいがために不必要とする息子アレクセイ親権を押し付け合い、罵倒し合い、それを…
映画っぽい表現が多かった。
長回し、
比喩(登場人物にロシアの情勢を表す)、じっくり寄ったり、引いたり。
あらすじもそう、匂わせるもの。
ただ、実際見てみると全然違う。
まさに「ラブレス」。
愛…
印象に残っているのは
母親が終始スマホをいじっている
車の走行音の不快さ
登場人物の誰からも愛を感じない
そんな映画だった
ただ、愛は感じられないがその裏側の気持ちを垣間見られる場面もあったよう…
親が罵りあい、自分を押しつけあっていることを知った子供の哀しみと絶望は辛すぎる。
反面、親たちは幸せと安らぎを得ようとそれぞれが新しいパートナーと過ごしている。この対比が何とも残酷で…
そしてある…
冒頭、アレクセイが親たちの罵り合いの背後で、無言で悲痛な顔を見せるシーンに、魂そのものが凍りつくような衝撃を受けた。
まるで観客だけがその感情に気づく瞬間が鮮烈だった。
夫婦は互いを深く嫌っていて、…
長いけど妙にリアル。うちの親かと思った。
逃げ道を探してたら結婚した、毒親育ちだからめちゃくちゃよくわかる。
胸糞悪いし子供が可哀想っていうのはわかるけど、母側もわかるのでなんとも言えない気持ち。
…
失って初めて本当の愛に気づく、的な映画かと思ってたら結構な胸糞。
自分が人間として終わってるってことに気づかずに子孫を作り遺伝子を残し負の連鎖を断ち切れないバカな人間。
見てて辛かった。
アレクセ…
イライラ度の高い映画です。
アレクセイがどうなっているのかが知りたくて最後まで観ましたが、『ピクニック at ハンギング・ロック』みたいな終わり方。
この映画の主題はアレクセイの行方ではなく大人…
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