天賦の人工的造形と中年に差し掛かった顎のたるみで嫉妬や不安を表す原節子に、ぞくぞくするほどに怪物のような「女」を感じる。
玄関からすぐに階段を下る造りの、複雑かつ瀟洒な家の構造がたっぷり見られるの…
ゴールデンウィーク唯一の映画がこれで正直ガッカリ。
最近成瀬作品に傾倒していた反動でこの手はアラ目立つ。
不必要とも思えるエピソード。意味不明で多情な久我美子。
三橋達也への心の揺れ、もよくわからな…
女三人、男一人の人間関係を、ドロドロとコメディを行き来して描いた。ジャンプカット、ぬるぬるとした横移動、そして河岸段丘に建つ家のロケーンションの妙と、映画を楽しくさせる川島の細やかな工夫が独特の味わ…
>>続きを読む映像すごく良かったけど、久我の役には
心底イラついてしまった。
市川崑でも似たような役やってたけど、
無垢さ純粋さで苦情を寄せ付けないという狡猾なやり口には感心すら。
その余波が原節子さえもイヤミ…
原節子と久我美子のキスシーンを楽しみにしてたんだけど、それよりも原節子が香川京子の髪を整えてあげてるシーンの方が100倍色っぽかった。というかこの映画の節子の色気ったらない。私史上最も魅力的な原節子…
>>続きを読むオープニングの歌詞からして「肥り過ぎた子羊」(香川京子)、「エレガントなブタ」(原節子)、「帽子が好きなキツネ」(久我美子)と性別以前の隠喩から入り、「女であること」なんて千差万別。それを歌っている…
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