子供のない弁護士夫婦が、公判中の被告の娘を預かっているところへ、妻の親友の娘が家出して転がり込んで来たことから、平穏だった家に生まれる感情の起伏と対立を描いた作品。とても面白かった。
過去を持ちな…
川島雄三監督作品、原作は川端康成。
まず驚くのは、♬女、それは〜♪と若くて妖艶な美輪明宏さんが歌うオープニング。
美輪さん素敵♡歌詞は谷川俊太郎。
屋根スレスレを飛ぶ戦闘機と不穏な強風の冒頭から暗…
久我美子が凄まじくイッラーッとさせつつ、一番自分が女であることを憎みながら女を体現している存在で、自分が制御できないことに同情を覚える。原節子は他の映画でも、若い娘の積極性にじっとりとした嫉妬の表情…
>>続きを読む『ラストナイト・イン・ソーホー』の次ぐらいにオープニングが良すぎる。見たら谷川俊太郎が作詞してるらしい、そりゃいいわけだよ
川島雄三、これで3作目だけど、非常に良かったな、女の嫌なところ全部出ていた…
川端康成は、激しくて、わがままで、L的要素の強い女性を昔からよく登場させる。
久我美子さんの役もそうで、周りは振り回されますが、時折殊勝な優しい面も見せるので、抗えないのね。
嵐のような女です。
D…
静かに暮らしていた上流家庭の下に家出娘がやってきて生活が乱していく…ってほぼ『テオレマ』みたいだった。が、泥沼化しそうな物語を軽やかに展開していくから、肩の力を下ろして観れた。コロコロ気分が変わって…
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