2人の男が逃げ警察がやってくるまでを捉える長回しにおける、カメラの降下、上昇、降下という流れが素晴らしい。『県警対暴力組織』の前段階とも取れるが、中島貞夫『実録外伝大阪電撃作戦』や加藤泰『男の名は履…
>>続きを読む小松方正のナレーションから実録モノ風に始まるが、まだまだ昔ながらの任侠モノを踏襲した作劇。鶴田浩二の殴り込みは既視感バリバリである。弟分の待田京介を亡くしてシクシク泣く文太が意外だ。文太と辰っちゃん…
>>続きを読む親友同士が敵対してしまいますが、最終的にほんとうの悪の存在に気付き、手を組んでやっつけるという筋はベタではありますが、その親友同士が梅宮辰夫と菅原文太ですから、胸が熱くなりますね。当時のやくざものは…
>>続きを読む深作欣二監督。
梅宮辰夫、菅原文太主演
昭和40年、港に再開発の話がわき出て、そこに立つ倉庫の利権を浜の組と東京の組が争う。
深作欣二の作品としては、「仁義」以前の作品で、若い梅宮や菅原を主役…
中小企業としてのヤクザ。トレンチコートの文太さんがかっこよ過ぎてどうにかなりそう。子分の死体を引取りに行くシーンはクーリンチェ、梅宮辰夫と復讐を誓うシーンば海がきこえるぽさを感じた。照明がなんか面白…
>>続きを読む任侠と実録の過渡期的傑作。
初期今村昌平的な泥臭いスラム描写がいちいちエグいし、ラストの乾いた砂利地でのペキンパーもかくやな超暴力は鋭く躍動してて素晴らしい。
夕陽の光がめちゃくちゃ詩的な印象なの…
面白いというより、興味深い作品。
違和感を強く感じるのが、そのヤクザの描かれ方である。菅原文太らの姿は後の実録路線のようであるが、設定が任侠映画そのものなのである。任侠映画から実録路線への過渡期と考…
KINJI FUKASAKU FILMS 21/60
仁義なき戦いが公開される2年前の作品。銃撃戦などは無、まだ『ドス』で突き合うのが常套手段の時代。
映画としては『違う意味で』面白かったという…