血染の代紋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『血染の代紋』に投稿された感想・評価

Tatsu

Tatsuの感想・評価

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2人の男が逃げ警察がやってくるまでを捉える長回しにおける、カメラの降下、上昇、降下という流れが素晴らしい。『県警対暴力組織』の前段階とも取れるが、中島貞夫『実録外伝大阪電撃作戦』や加藤泰『男の名は履…

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スラム街の造形が同年の「どですかでん」にも通じる。意識していたのだろうか?
一

一の感想・評価

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小松方正のナレーションから実録モノ風に始まるが、まだまだ昔ながらの任侠モノを踏襲した作劇。鶴田浩二の殴り込みは既視感バリバリである。弟分の待田京介を亡くしてシクシク泣く文太が意外だ。文太と辰っちゃん…

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お伝

お伝の感想・評価

4.3
キレとメリハリがあって最高!土地の利権争いとスラム街の立ち退きでバイオレンスと貧困の描写で最後までグイグイと熱量と悲しみが高まる!

親友同士が敵対してしまいますが、最終的にほんとうの悪の存在に気付き、手を組んでやっつけるという筋はベタではありますが、その親友同士が梅宮辰夫と菅原文太ですから、胸が熱くなりますね。当時のやくざものは…

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深作欣二監督。

梅宮辰夫、菅原文太主演

昭和40年、港に再開発の話がわき出て、そこに立つ倉庫の利権を浜の組と東京の組が争う。

深作欣二の作品としては、「仁義」以前の作品で、若い梅宮や菅原を主役…

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ぎぎぎ

ぎぎぎの感想・評価

3.0

中小企業としてのヤクザ。トレンチコートの文太さんがかっこよ過ぎてどうにかなりそう。子分の死体を引取りに行くシーンはクーリンチェ、梅宮辰夫と復讐を誓うシーンば海がきこえるぽさを感じた。照明がなんか面白…

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‪任侠と実録の過渡期的傑作。
初期今村昌平的な泥臭いスラム描写がいちいちエグいし、ラストの乾いた砂利地でのペキンパーもかくやな超暴力は鋭く躍動してて素晴らしい。
夕陽の光がめちゃくちゃ詩的な印象なの…

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面白いというより、興味深い作品。
違和感を強く感じるのが、そのヤクザの描かれ方である。菅原文太らの姿は後の実録路線のようであるが、設定が任侠映画そのものなのである。任侠映画から実録路線への過渡期と考…

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KINJI FUKASAKU FILMS 21/60

仁義なき戦いが公開される2年前の作品。銃撃戦などは無、まだ『ドス』で突き合うのが常套手段の時代。

映画としては『違う意味で』面白かったという…

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